古代都市ウルを舞台にした「タバヌシ」を何回か遊んだのでまとめてみました。

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3人戦
(皆2回目)

遊んでからだいぶ経っているので、写真を見つつ思い出しながら簡単に振り返ってみます。

前半は前回取り損ねた布告カードや都市カードを指針にしつつ、資源の確保などを考えて進めてみる。

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そのおかげか布告カードを2枚取ることができて、なかなかいい感触。
あとはまとめてやろうと貯めておいた「庭園」や「特別水域」タイルを配置すれば、色々な効果が絡みつつしっかり得点も伸びてくれそう。

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しかしながら思った以上に収束性がよく、それをやる直前でゲーム終了。
早めのトリガーだったようで、ややロースコア戦となり結果は86点で2位。

布告カードのアドバンテージはあったものの、メイン要素の建築や熟練トラックがもう一つだったのもよくなかったかな。

トップのオレンジの人は全体的にバランスよくやっていて、鮮やかに逃げ切られたなという感じでした。

「タバヌシ」の感想としては面白いとは思うけれど、少し地味な印象もあり。
相乗り要素がポイントになっているので4人戦でも遊んでみたいところ。

ただダウンタイムは結構あったし、長考を誘発しやすい面はあるように感じました。
手番でダイスを取る時に次手番のやり繰りなどまである程度計画が必要なため、人によっては慣れるまで時間がかかるのかも。

ゲームの進行テンポは面白さにわりと影響するので、あまりダレることなく遊べるのがやはり理想的かなと思います。


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2人戦でもサクッとリプレイ。
結果は115点で主にジッグラド辺りで得点取ったりしていたと思うけれどうろ覚え。
相手は港ばかりやっていたら得点が伸ばせなかったようす。

やはり2人だと相乗り感は薄めでした。

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後日もう一戦。
全体的にまあまあ上手くいき156点ながら、手番が足りずまた庭園タイルなど余らせてしまう。

相手は最初から一色特化へ。
これはもう少し状況が違ったらかなり得点が伸びていたので、全然悪くない作戦に感じました。

ただ「タバヌシ」が真価を発揮するのは相乗り要素が活きる3,4人戦だと思うので、また色々試しながら遊んでいきたい。














メンデルの法則という遺伝学をテーマにした「ジェノタイプ」を遊んだのでまとめてみました。

内容はメンデルの助手となり、えんどう豆の品種改良をしていく中量級のワーカープレイスメントとなってます。

遺伝子の構成にダイスを使っていたりと、目の付け所がなかなかユニーク。

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3人戦
(持ち主さん以外は初プレイ)

ルール説明を聞いてさっそくゲームスタート。
ワーカーがスコップになっていて「園芸」アクションなんかもあり。

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最初はワーカー3つしか持っていないのでポンポンポンと各手番でアクションマスに配置してラウンド終了。(これをたしか5ラウンド)

便利な道具カードやアップグレード系はお金がいるということで、まずは皆お金の捻出を優先してる感じかな。

自分はラスト手番だったけれどラウンド最後にある買い物は手番の逆順からできるとのことで、「園芸アクション時にカード2枚獲得」という良さげな能力をゲット。

王道的なワーカー追加も考えましたが、道具カードがわりと使えそうな印象だったのもありまずは能力を優先してみることに。

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そのラウンド最後にある買い物フェイズでは個人ボードをアップグレードしていくこともできて「ティーフェンタールの酒場」っぽさも少し感じました。

主な得点源となるのは豆苗カードというもので、ランダムに書かれた遺伝子に対応したダイスを獲得して達成していく仕様。

遺伝子がダイスなのでやはりある程度の運要素も考慮して、後半はなるべく豆苗カードをたくさん用意してあとは流れに任せてみる作戦へ。

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結果は85点で嬉しい初見勝利。
わりとバランスよくアップグレードできたのと、道具カードが要所で活躍してくれた感じ。

「ジェノタイプ」はテーマが面白く気になっていたので遊べてよかったです。

遺伝子ダイスを取る時に他プレイヤーの状況をチェックする必要があるので、5人プレイとか人数多いとやや大変そうな印象も。

ただテーマに合わせて上手くできてると思うし、程よい時間で遊べるのも◎






古代メソポタミアの都市国家ウルを舞台にした「タバヌシ」を遊んだのでまとめてみました。

「テオティワカン」「テケン」に続くタッシーニの古代文明シリーズということで、個人的にも久しぶりに発売を心待ちにしていた作品。

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今回はスパダという自分にとっては初めてのデザイナーとの共作。

内容は近年のタッシーニらしく、ダイスのユニークな活用と立体建築物のコンポーネントもあり。
近年の3作品の特徴をざっと比べてみるとこんな感じになってます。

「テオティワカン」
古代メソアメリカ文明
(ツォルキンやサポテカも)

ワーカーのダイス目が成長していき昇天するとまた出目が1に戻る仕様で、複数ある自分のダイスを同じアクションマスに揃えるほど効率的に進行していける。
(昇天ボーナスもあり)

ボード中央にピラミッドタイルを積み上げていく。


「テケン」
古代エジプト文明

ダイスを取った場所のアクションができる。(全16手番)
ダイスには純潔と汚れがあり個人ボードの天秤で、獲得したダイスのバランスが取れているほど手番順が先になる仕様。(汚れが多いとペナルティあり)

ボード上にある大きなオベリスクの立体コンポーネントがダイスに日向、中間、日陰という影響を与えていてそこも発想が面白い。


「タバヌシ」
古代メソポタミア文明

アクションエリアが5つあり、獲得したダイス目で次手番の行き先が決まる。
そのダイスは手持ちの資源になる。

3色の建物コンポーネントの上に自分の家コマを乗せて建築していく。
(コンポーネントがチープなプラスティックなのが自分的には非常に残念)

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3人戦

まずはルール説明をして、後手番から建物一つづつを初期配置。
見通しが難しいゲームなので初回は皆迷い気味に配置してからいざスタート。

メインボード上は5つのエリアのうち3つは建物を建てれる一般区画で、あとは港とジッグラトというエリアがあり。

港は「テオティワカン」でいう技術エリアのように永続効果を得れたり資材タイルの獲得などできて、ジッグラトでは条件に応じた得点の権利を確保していく感じ。

あとは「バラージ」の国家契約みたく、布告カードという早取りの目標達成が人数分ボードに配置されている状態。

なのでスタート時に配られた都市カード、布告カード、ジッグラトタイルの条件を見ながらざっくり方針を探りつつ進めてみる。

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今作の特徴としてはプレイヤー間の相乗り要素があることで、これによりゲーム展開に幅が出て毎回どうなるか分からない面白さもありそう。

ルチアーニの「バラージ」なんかも他プレイヤーの導管を使える要素ありましたが、この辺りは個人的にラセルダっぽさも少し感じました。

とはいえプレイ感は資源もカツカツでままならず、タッシーニらしいやりごたえある作品に仕上がっているなという印象。

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ゲームの方は狙っていた布告カードを先取りされてしまい、全体的な方向性が中途半端になったりで得点が伸び悩み3位でフィニッシュ。(一人だけ布告取れず)

トップは紫プレイヤーがラスト2手番で絶妙な相乗りから、色々噛み合っていき一気に得点を伸ばし106点で逆転勝ち。

惜しくも2位だったオレンジの人も相乗りされなければ得点をグーンと伸ばす予定だったようで、内容としてもなかなか盛り上がるいいゲームでした。

まだまだゲーム内容で書きたいことはたくさんありますが、またリプレイしながら細かいところも掘り下げていければと思います。

皆も楽しんでくれたようでよかった。

「タバヌシ」は今のところ「テオティワカン」「テケン」を超えるほどの感触はないけれど、十分面白いし色々試しながらたくさん遊んでいきたい。









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