イムホテップの拡張にはセットアップを自由に組み替えれる両面仕様の現場ボードがあるので、前回のC面に続きもう片方のD面でもさっそく遊んでみました。

ちなみに基本版のA,B面と合わせることも可能になっています。



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ピラミッドなどに使う石材は採石場から自分のそりに持ってきて、船で各現場へ運ばれて行きます。
新たな王朝ではそりも市場カードにより拡張できて石材を最大9個まで持てるように。
2人プレイでは石材が足りなくなることもあるので、1人2色を担当できるのも拡張の変更点です。



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D面の現場ボード。

①墓  
毎ラウンドごとランダムに4枚の数字タイルをボード上に準備。
到着順に数字を選び対応するマスに石を配置してゲーム終了後に隣接するほど高得点。

ビンゴと陣取りが合わさったような感じで遊び心もありなかなか楽しかったけれど、積み上げていけるC面の埋葬場の方がどちらかといえば好みでした。


②ピラミッド回廊
主役のイムホテップコマが登場。
コマから時計回りで石を置いていき1〜4点の得点を獲得していける。
石をストックから取るアクションをしたプレイヤーはイムホテップを移動させることも可能。

こちらもただ石を取るだけのアクションに一味加わり悪くないものの、やはり見た目に楽しいC面の足場の方がよかったかな。


③オベリスク路地
完成条件の異なる5カ所から好きな場所を選んで石を積み上げていく。
高いところほど得点は高いが未完成で終わると一石一点のみ。
完成したら他の空いている場所にまた建設できる。

高さに応じて伸びてるオベリスクの影がなんともいい味を出していて好き。
とはいえここもC面のグレートオベリスクにやや軍配が上がるかな。

ここまでわりとC面推しですが気分に合わせて遊べるので両面仕様は嬉しいです。



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④ブラックマーケット
4カ所のうち2カ所は裏向きで3枚。
そこでは1枚選んで2枚はまた戻す。
ラウンドごとに3枚になるよう補充する。

ボードに色味が出てアートワークがいい感じ。
ただC面の豪華な市場が個人的に好感触だったので積極的に使うならあちらになりそう。

全体的にD面だと基本版とそこまでゲーム感が変わらない印象。
だからといってつまらないわけでは全然なくて、お互いを常に牽制し合いながらヒリヒリする悩ましい展開を楽しめました。


⑤寺院 アリーナ
左上から順に石を置いていきマスにある矢印の数分チャリオットを進める。
他プレイヤーのコマは飛び越せるので抜きつ抜かれつになりやすい。
ラウンドごとに順位に応じて勝利点。
ゲーム終了後にはマスにある得点を獲得。

ここは楽しさからいってD面の方が好み。
ただC面のラーの寺院も市場カード獲得があるのでゲームに動きが出やすく捨てがたい。

個人的感想ですがイムホテップでよく言われる地味さが気になる方にはまずC面の方をおすすめしたいです。



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結果はまた埋葬室の隣接系で程よく得点を稼ぎあとは市場カードも加えて60点ほど。
ちなみに神の予言の1つはものの見事に防がれてしまいました。


まだ一回づつのプレイのみですが前回は100点以上ともっと得点が伸びたので、豪華な市場やラーの寺院があると市場カード獲得機会が増えて展開が派手めになりやすいと思います。



おまけ

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帆船など新たな効果のカード。
帆船は2つの石をストックに戻すと石1つを好きな現場にいきなり置けます。
計画を崩される青カード系も相手が持っている時は油断できません。


今回自分がスカラベを置いたエジプト神は拡張パッケージにもいるラーとホルスでした。







イムホテップ 完全日本語版
アークライト(Arclight)
2017-03-25