中世ヨーロッパ(現フランス辺り)を舞台に建築家となり、資源を集めながら建物や大聖堂を建てていくワーカープレイスメント。
先日初プレイさせてもらいましたがワーカーの流れが少し変わっていて、がっぽり資源など稼いで目立っていると他プレイヤーからワーカーたちを捕縛され牢獄に入れられます。(お金があれば釈放アクションなどで返してもらえる)
そもそも最初からそれぞれワーカーを20個も持っていて、闇市場以外のアクションマスは制限なく配置していけるので苦しさはなく快適。…しかし調子に乗ってると捕縛される。
と、なかなか変則的なもののこれがいい味付けになっていて面白い。
12歳から
1〜5人用
60-80分
てっきり大箱かと思っていたらコンパクトで持ち運びやすそうなサイズで驚きました。
それでもボードを広げてしっかり遊べる作品になっているのが素晴らしい。
余談ですが自分が持参した「コペンハーゲン」は対照的に、さっくり遊ぶゲームのわりに箱が少し大き過ぎるような。
西フランク王国の建築家はルール説明もそれほど大がかりでなく、遊びやすそうな中量級じっくり作品になってます。
プレイ記
持ち主さん以外は初プレイで4人戦。
まずはスタート時に3枚の建物カードを持っているので、資源を集めながらどんなゲームか様子を伺う。
協力者カードもあるので序盤に何枚か獲得してみることに。
税金のところと相性のいい協力者を複数得たので、なるべく資金繰りはそこからしつつ効果も利用していきたい。
説明時に建物点が一番のメインと聞いていたし終了トリガーにもなっているので、なるべくたくさん建てまくって早めに逃げ切るイメージで進めてみる。
そしてゲームが進むと経験者の持ち主さんにぐいぐい捕縛されていくワーカーたち。(下の写真のボード左下が牢獄エリア)
捕縛して牢獄に入れるとワーカー数分のお金がどっさり貰えるという世知辛そうな時代。
(捕縛と牢獄送りで2手番は必要)
つまり他プレイヤーがぐいぐい調子に乗るのをまず捕縛アクションで阻止。
この時点では自分の個人ボードに捕縛。
他プレイヤーはお金を払えばそこから自分のワーカーを取り戻すアクションもあります。
なのでこのゲームは普通のワーカープレイスメントのように回収(帰宅)はなく、捕縛や牢獄からお金で釈放してワーカーを戻すシステム。
中盤からみんなも捕縛をやりだしてワーカーの流れに予期せぬ変化が生まれて面白い。
ちなみに自分は一度も捕縛アクションしなかったけれど。
そして後半からゲームも加速していき自分は当初の思惑通り建物7軒と誰よりも多く建てれたのはよかったけれど、誤算だったのは道徳ポイントを下げ過ぎたこと。
前半はわざと下げつつ後半にしっかり上げる予定でしたが、そのタイミングをミスして下がりっぱなしだったのが大きく響きました。
ある程度、道徳ポイントがないと大聖堂を建設できないというルールもいい感じ。
主な得点源はこちら
1.建物カード点
2.大聖堂点
3.金と大理石が1つ1点
4.達成系の協力者カード点
結局、自分は債務や道徳ポイントから10点以上もマイナスを頂戴して悲しい結果に。
トップになった斜め向かいの緑プレイヤーさんは全体的にバランスよく得点を上げていた模様。これは見習わねば。
「西フランク王国の建築家」は以前から気になっていましたが、その期待通りまたリピートしたいと思える楽しい作品でした。
中量級のプレイ時間でしっかり遊んだ感があるのは嬉しいし、捕縛や闇市場に道徳ポイントなど世界観も存分に楽しめます。
上級ルールもあるようだし次は大聖堂プレイなんかも試してみたいです。
コメント
コメント一覧 (1)
・協力者カードの利用回数に制限はありますか。
例えば、国王の倉庫エリアにワーカーが5人いて、銀貨2枚を金1個に変換できる協力者を持っていて、銀貨10枚を持っていた場合、5アクションを全部その同じ協力者で行い、金5個に変換することは可能ですか。