2019年06月


デンマークの首都コペンハーゲンのカラフルな港街を舞台にしたお手軽なタイル配置ゲーム。

ニュルンベルク2019にて発表されたクイーンゲームズの新作ということで購入して遊んでみました。



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8歳から
2〜4人用
20-40分

クイーンゲームズ作品を購入したのは「ルクソール」ぶりですが、ここのメーカーは遊びやすい中量級が多い印象。
中には「ランカスター」のようなじっくり系ももちろんあります。

今回のコペンハーゲンは箱の大きさのわりにライト寄りのさっくり遊べるゲームになってました。



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初プレイ4人戦

ゲーム的にはテトリスとチケットトゥライドを合わせたようなプレイ感で、同色カードの枚数がそのままタイルのコストになり、手番もカードを取るかタイルを配置するか。

配置ルールはほぼテトリスで縦に揃えば2点で横なら1点。全て窓なら点が倍になる。
あとは紋章ボーナスがあり特殊効果タイルを使用できる。

誰かが12点取るか終了カードが出たら即終わり。



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会場の閉館まであと1時間しかなかったもののルール説明込みでもサクサク進み40分くらいであっという間に終了カードが。

自分は相変わらずキッチリしたパズル系はあまり得意でなく、窓もてんでバラバラになってしまいました。

みんな想像以上に終わりが早く少々びっくり。
普段2,3時間級のじっくり系をよく遊ぶメンバーだからなおさらそう感じたのかも。

コペンハーゲンは人魚コマやしっかりしたタイルのコンポーネントもいい感じで、特にオープン会などではおすすめしやすそうなゲームだなと思いました。
(箱の大きさはやや気になりますが)


次はしっかり12点取れるようにしたいな。


追記: ルールミスあり手札制限7枚でした。なので通常は12点フィニッシュの方が多いそうです。












4

中世ヨーロッパ(現フランス辺り)を舞台に建築家となり、資源を集めながら建物や大聖堂を建てていくワーカープレイスメント。


先日初プレイさせてもらいましたがワーカーの流れが少し変わっていて、がっぽり資源など稼いで目立っていると他プレイヤーからワーカーたちを捕縛され牢獄に入れられます。(お金があれば釈放アクションなどで返してもらえる)


そもそも最初からそれぞれワーカーを20個も持っていて、闇市場以外のアクションマスは制限なく配置していけるので苦しさはなく快適。…しかし調子に乗ってると捕縛される。

と、なかなか変則的なもののこれがいい味付けになっていて面白い。



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12歳から
1〜5人用
60-80分


てっきり大箱かと思っていたらコンパクトで持ち運びやすそうなサイズで驚きました。
それでもボードを広げてしっかり遊べる作品になっているのが素晴らしい。

余談ですが自分が持参した「コペンハーゲン」は対照的に、さっくり遊ぶゲームのわりに箱が少し大き過ぎるような。


西フランク王国の建築家はルール説明もそれほど大がかりでなく、遊びやすそうな中量級じっくり作品になってます。



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プレイ記
持ち主さん以外は初プレイで4人戦。

まずはスタート時に3枚の建物カードを持っているので、資源を集めながらどんなゲームか様子を伺う。
協力者カードもあるので序盤に何枚か獲得してみることに。

税金のところと相性のいい協力者を複数得たので、なるべく資金繰りはそこからしつつ効果も利用していきたい。

説明時に建物点が一番のメインと聞いていたし終了トリガーにもなっているので、なるべくたくさん建てまくって早めに逃げ切るイメージで進めてみる。


そしてゲームが進むと経験者の持ち主さんにぐいぐい捕縛されていくワーカーたち。(下の写真のボード左下が牢獄エリア)


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捕縛して牢獄に入れるとワーカー数分のお金がどっさり貰えるという世知辛そうな時代。
(捕縛と牢獄送りで2手番は必要)

つまり他プレイヤーがぐいぐい調子に乗るのをまず捕縛アクションで阻止。
この時点では自分の個人ボードに捕縛。

他プレイヤーはお金を払えばそこから自分のワーカーを取り戻すアクションもあります。

なのでこのゲームは普通のワーカープレイスメントのように回収(帰宅)はなく、捕縛や牢獄からお金で釈放してワーカーを戻すシステム。

中盤からみんなも捕縛をやりだしてワーカーの流れに予期せぬ変化が生まれて面白い。
ちなみに自分は一度も捕縛アクションしなかったけれど。



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そして後半からゲームも加速していき自分は当初の思惑通り建物7軒と誰よりも多く建てれたのはよかったけれど、誤算だったのは道徳ポイントを下げ過ぎたこと。

前半はわざと下げつつ後半にしっかり上げる予定でしたが、そのタイミングをミスして下がりっぱなしだったのが大きく響きました。

ある程度、道徳ポイントがないと大聖堂を建設できないというルールもいい感じ。


主な得点源はこちら
1.建物カード点
2.大聖堂点
3.金と大理石が1つ1点
4.達成系の協力者カード点

結局、自分は債務や道徳ポイントから10点以上もマイナスを頂戴して悲しい結果に。
トップになった斜め向かいの緑プレイヤーさんは全体的にバランスよく得点を上げていた模様。これは見習わねば。


西フランク王国の建築家は前から気になっていたゲームで結構期待していましたが、その期待通りまたリピートしたい楽しい作品でした。

中量級のプレイ時間でここまでしっかり遊んだ感があるのは嬉しいし、捕縛や闇市場に道徳ポイントなど世界観も存分に楽しめます。


上級ルールもあるようだし次は大聖堂プレイなんかも試してみたいです。







同デザイナーの「北海の侵略者」も遊んでみたくなりました


北海の侵略者
Garphill Games




4

2019ドイツ年間エキスパート賞に「ウイングスパン」と共にノミネートされているフェルトのタイル配置ゲーム。

個人的にフェルト作品はこれまで10作以上は遊べていますが、近年めの「マーリン」「フォルムトラヤヌム」などは未プレイ。
なので「デルフォイの神託」ぶりの新作プレイになります。



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10歳から
2〜4人用
45-75分

古代ローマの貴族となり、自分の都市(個人ボード)を発展させるのが目的。
カルペディエムとはラテン語で「その日を摘め」ということらしいです。


ルールを読んでまず思ったのは同デザイナーの「ブルゴーニュ」に少し近い雰囲気がありつつ、相変わらず上手くジレンマやままならなさを凝縮させていて面白そうだなと。


同じく中量級じっくりの「ストラスブール」「リアルト橋」など、フェルトの作品はルールを見てよくできているなと感心することもしばしば。
それにテーマが多彩なところも素敵です。



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プレイ記
全員初プレイの4人戦。

まずはとりあえず枠の課題やボード上の得点(目標)カード辺りを指針にして進めてみる。

自分は何が来るかわからない目的系を引くのが結構好きなので、噴水を建ててさっそくカードを引くとまさにその噴水が勝利点になるカードをゲット。
(ちなみに2枚引いて1枚返す方式)

というわけで早々に噴水を積極的に建てていく方針が決まり、あとはこれから引く噴水カード次第でという感じ。

ただもちろんこれだけではなく、プレイヤー間の絡みも含めて色々なところを気にかけていかねば勝利点は伸びなさそう。


簡単にルールを。
・手番が来たらワーカーを2方向のどちらかに移動してそこの建物タイルを1枚取り配置する。

・それぞれ7回手番が来て1ラウンド終了。

・ラウンド終了したら旗チャート順にボード上の得点カードにコマを置いていく。(早取りで埋まっていき、達成できないところに置けばマイナスに)

なお、ゲーム中は個人ボードの建物タイルが完成するたびに対応する効果が発動します。(ブルゴーニュぽい)


これを全4ラウンドして最終決算。

1.完成している別荘の煙突数点
2.残アイテム点
3.旗チャート点
4.噴水カード点
5.枠の課題点



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ゲームの方はパズル要素も絡んで思った以上になかなかやりたいようにさせてもらえない苦し面白い展開。

シンプルな中にぎゅっとゲームの面白さが濃縮されているところはさすが。

ただ話には聞いていたけれど、紛らわしく地味な色合いなため視認性は確かにもう一つ。
それでも自分的にはそれほど気にならず、デザイナーによる古代ローマの雰囲気作りかなくらいな気持ちで遊べました。



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結果は噴水カード28点と煙突マックス26点などのおかげで一応トップにはなれたものの、実はこの時マイナス点のルールをすっかり忘れていたので今回はノーカウントの初回お試しということで。

ルールミスなければもう1段階、ゲームにも深みが出そうでまた次回が楽しみです。


カルペディエムは面白さとプレイ時間のバランスもちょうど良く感じたし、またリプレイしたいと思える好作品だと思います。
(枠の課題や得点カードなど毎ゲームごとランダム要素もあり)


また遊びましょう。






4

ドイツ年間エキスパート賞2019にもノミネートされたストーンメイヤー社の新作ウイングスパンを先日初プレイしたのでまとめてみました。

ワイナリーの四季やサイズなどコンポーネントの良さには定評のあるメーカーということで、今回も巣箱(餌箱)ダイスタワーや可愛いたまごコマなどアートワークと共に素敵でした。



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10歳から
1〜5人用
40-70分


この日はクローズ会に参加してくれた人が持参してくれたので、日本語版より一足先に遊ばせてもらいました。


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プレイ記
4人戦で初プレイ

まずはルール説明を聞いてみるとアクションは4種類とシンプルながら、様々な鳥のカード効果が絡んでくるのでやってみないとなんとも言えない感じ。

オレンジのカード効果の発動なんかは少しロレンツォみたいだなと思いながらさっそくゲームスタート。

遊び始めてみるとラウンドごとの共通目標のおかげでやることの方針も立てやすく、テンポよく進行していく。

鳥カードのテキスト内容もシンプルでわかりやすいし、なによりコンポーネントの良さやテーマのおかげでほのぼのムードで楽しめるところがとてもいい。


とりあえず1ラウンド目の共通目標は川エリアの鳥の数勝負だったので素直にそこを伸ばしつつ、残りのラウンドの条件や個人目的も見据えていく。


上の写真のように鳥カードの手札は溢れんばかり持っていたので複数の条件を満たせる効率の良いカードを選んでいけたのはよかった。



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2ラウンド目の目標は全体の鳥の数で、3ラウンドは森エリア数だったのでそこに合わせていく素直な作戦。

そして最終ラウンド目標の鳥の種類条件に対応できるよう星マーク系もなるべく集めてみる。
何気に2枚所持してる個人目的にもちゃんと被るようにしてあります。


ここで簡単にルールを。
アクションの4種類はこちら。

1. 鳥カードを出す(コストはえさやタマゴ)
2. えさを獲得(5種類あり)
3. タマゴを産む(最後に1つ1点になる)
4. 鳥カードを獲得


主な得点はこちら。

1. 鳥カードの生点
2. ラウンドごとの共通目標(順位点)
3. 個人目標カード点
4. 捕獲カードやタマゴ(1つ1点)


ざっくり言えば目標を絡めながら鳥をたくさん集めるゲームになってます。
もしくは目標に縛られず高得点カードやタマゴと捕獲にフォーカスしても面白そう。



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ゲームもわかってきていよいよ終盤戦となりましたが、ここで会場の終了時間が来てしまい残念ながら3ラウンドまでで一応得点計算してみることに。

結果は同率もありながら全てのラウンドで目標トップになれていたおかげでこの時点では2着。

そして、ほとんど目標で上位に来れなかったプレイヤーが個人ボードの頑張りもあり見事1着。
本人も結果に驚きつつ嬉しそうでした。

途中終了とはいえ他3人が目標で同率トップなどかち合い潰しあっていたことも、この結果の要因になっていて複数人ゲームの醍醐味も感じて面白かったです。


ウイングスパンは種類も豊富で美しい鳥カードを眺めるのも楽しく、ゲームも評判通り面白かったので日本語版が発売されたら買いたいな。



また遊びましょう。





4

アンダーウォーターシティーズは2018年エッセンで発表されたウラジミール・スヒーの新作で、この度日本語版が発売され評判も良いので購入して遊んでみました。

近未来で人口過剰により人類未踏の地へ移住先を開拓するという、火星を舞台にした人気作「テラフォーミングマーズ」の海中版ともいえるじっくり作品になってます。



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14歳から
1〜4人用
40-160分(人数×40)


ルールを確認した時点ではベースはテラフォーミングマーズで、個人ボードの連絡網(都市網)などはブラスが少し思い浮かびました。

ちなみに同デザイナーの「おかしな遺言」「パルサー2849」はプレイ経験あり。



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プレイ記
4人戦で初プレイ。

経験者は一人ということでまずはルール説明を30分弱。細かいところは遊びながらも確認して進めていきました。

自分も初めてなのでまずは資源を入手しつつ探りながら。最初の生産フェイズまでに1都市に同種の改良建物二つを作り生産物をたくさんもらうことを目指してみる。

あとは何気に生産フェイズで得点化するカードなどもあり前半はやや得点リード。


アンダーウォーターシティーズはざっくりいうと海中都市を作っていくゲームで、ドーム状の都市や3種の建物とトンネルを建設することで生産能力を上げたり得点を獲得できる。

全10ラウンド中に3回生産フェイズがあり時代が変わる節目にもなってます。
海中都市の発展により得られる生産物がどんどん増えていく拡大再生産的な要素もゲームを楽しめる大きな要因です。


なので序盤人気だった資源獲得アクションよりだんだん建造物アクションの方がすぐ埋まるように。
ワーカープレイスメント要素もあるので手番トラックもなかなか熱くて面白い。



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後半に入ったので改良よりも赤いドーム(共生都市)や建物の種類数を増やしてみる。
皆、異なる条件の主要都市(得点タイル)などを持っているのでそれぞれに合った展開になってました。

ゲーム終了時に得点化する特殊カードもあり色々作戦の幅もありそう。
なによりメインである膨大な量のカード効果がバラエティ豊かでリピート欲もくすぐる魅力になってます。


残念ながらお一人はゲーム開始から2時間半が経った時点で所用のため退席されましたが、終盤は3人でやりきりました。



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結果はわりとどこからもバランスよく得点を取れたようで100点ちょっとで嬉しい初見勝利。


アンダーウォーターシティーズは個人ボードに海中都市を作っていく箱庭感も楽しく、後半に向けて尻上がりに盛り上がっていく展開はとてもいい感じでした。

これからも遊んでいきたいと思える好作品だと思います。










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