2019年12月


CO2セカンドチャンスはもともと2012年ラセルダ作品を新版として2018年に発売されたもので、アートワークも新たにオトゥールが担当して美しく、コンポーネントも凝っていて満足度高め。

今年は「ブラックエンジェル」「パイプライン 」「エスケーププラン」と購入していて、すっかりオトゥールのファンになってます。
(他にも「オンマーズ」「クリニック」「ロココの仕立屋デラックス版」など来年もたくさん出そう)


さらにこのCO2やエスケーププランは自分にとって初ラセルダとなり、「リスボア」「ギャラリスト」「ヴィニョス」などこれまで気になっていたデザイナーだけに今後遊んでいくのが楽しみ。



FullSizeRender



14歳から
1〜4人用
120分


化石燃料による火力発電などの影響でCO2排出量が増えて大気が汚染されるという環境問題を解消すべく、再生可能なクリーンエネルギー発電を建てていくという素敵なテーマ。


ちなみに来年は「カンバン」新版としてEV(電気自動車)がテーマのラセルダ作品もオトゥールのアートワークで発売するそうで嬉しい。

ラセルダというデザイナーはエネルギーやエコにスポットを当てていたり、「エスケーププラン」では銀行強盗の脱出という映画をモチーフにしたような世界観を作っていたりとてもいい。

特に先ほどのEVだったり新作「オンマーズ  」では火星(開拓?)をテーマにしたりと現代の新しいことに目を向けているのがまた好みです。
(歴史的な題材も好きですが)


そしてオトゥールといつもタッグを組んでいるところも、このデザイナーとはおそらく好みの相性がとても良いと最近感じていてハマりそう。


つい前置きが長くなってしまいましたが、今回はCO2の初回推奨してあった協力ルールでのプレイ記になります。




IMG_4460


CO2は「コンコルディアヴィーナス」のように協力ゲームと個別戦どちらでも遊べる仕様になっているのも特徴。

面白いのは個別戦においてもCO2値が500ppmを越えると全員敗北するらしく、その辺はやはりテーマが地球規模の課題で納得。

となると、一見協力しつつも自分のエネルギー企業の発展を最優先で目指す感じになりそう。
株系のゲームでもそんな展開は見かけるけれどそれに近い感じでしょうか。国家企業で争う「バラージ」も水力発電がテーマなだけに少しそんなところがあるし。
個別戦の方もまた次回遊びたい。


今回は協力ルールを3人で初プレイ。
大筋としては3つあるアクション通りの流れ
①プロジェクトを提案する
②インフラを整備する
③クリーンエネルギー発電所を建てる

個別戦とも同じで他プレイヤーのプロジェクトやインフラに自分のインフラや発電所を作ることも出来ます。


プロジェクト提案やインフラ整備をすればボーナス効果が色々貰えるし、発電所を建てれば勝利点を獲得できる。


サブアクションも3つ。
①知識を集めたり世界サミットに出席するために科学者を移動させる
②二酸化炭素の排出権(紫の丸いコマ)を、変動する市場で売買する
③指針となるロビー活動家カードの使用や、ゲームクリアにも必要な国連目標カードを達成する


そして協力ゲームでのメイン課題ともなる環境目標タイルを皆で手分けして達成していき、さらにクリーンエネルギー発電所を建設していかないと化石燃料による発電所が増えて苦しくなる。(地球もプレイヤーも)




IMG_4448



再生可能なクリーンエネルギーは5種。

リサイクル
ダム
風車
太陽光
植林

植林は発電所ではないもののこの中で一番価値が高め。続いてソーラー発電といった具合。



肝心のゲームの方は20年(2ラウンド)経った時点でCO2値を抑えられずあえなくクリア失敗という結果に。
まあ今回はルール確認の意味合いもあったし、やってみないと分からなかったことも色々あったので次の個別戦が本番といったところ。


自分の好みだけでいうと協力ゲームはあまり率先して遊ばないタイプでじっくり系では地球温暖化がテーマの「南極救助隊」を遊んだことあるくらいですが、やはり個別戦を遊びたい気持ちが大きい。(ちなみに女子は協力ゲーム好きが多い印象)


CO2の個別戦ではボードの裏面を使い多少ルールも変わってくるようですが、ベースはだいたい同じなのでゲームは把握できたかな。


初見の感想は、ルール量が多くアートワークやコンポーネントにこだわりを強く感じるラセルダはゲームの世界観を特に大切にしている印象でとてもツボでした。

来年たくさん遊んでいきたい。









先日バラージ4人戦を上級ルール入りで初めて遊んだのでまとめてみました。



IMG_4477


前回の初プレイはルールミスがあったので、そこは修正しつつ上級ルールも導入。


まずはジャンケンで手番順を決めると自分は初手番に。
担当する国&重役は後手番から選ばれていくので、初手番になると選ぶ権利はなく残っていたドイツと「レベル3ダムに水4つまで置ける」重役に決定。(本来なら色は黒だけど間違えて緑でプレイ)

ここら辺は「マルコポーロの旅路」と同じで後手番になると嬉しいタイプのゲームに感じる。

良さげに思っていたフランスやら「建物タイルをコピーできる」重役は当然取られてました。


それでも与えられた国や重役に合った作戦で楽しめる懐の深さのありそうな作品なので、これから色々試していきたい。



IMG_4478


今回自分は上級タイル獲得から入っていきましたが、他の皆はそこはスルーのようで建物がどんどん建設されていく。

上級タイルはいきなり5金もかかるので、よほど欲しいのがなければ確かに迷うところです。
さすが歴戦の猛者たちは購入のタイミングも冷静だなといったところ。

その後の展開も前回の3人戦よりも人数が増えて建物がたくさんになる分、ボード上ではより熾烈な場所取りや水の獲得合戦が繰り広げられ面白い。


特に中立ダムが全て左側に偏った影響でアルプス山脈の中央より左の発展ぶりが際立ってました。

このゲームは発電のために使用した水が流れた先でまた再利用できたり、他プレイヤーの道管もお金を払って使えるところなどがとてもいい味付けになってます。


例えば今回はこんな流れが。
①山岳エリアで赤や白が発電→コストで使用した水が丘陵エリアにある自分のレベル3ダムへ貯まる

②その丘陵エリアで自分が白の道管で発電→使用した水の数分のお金を白に払う(白は得点も得る)→発電に使用した水は平原にある赤のダムへ

③平原の赤ダムが自分の道管で発電→お金と得点が自分に入る→使用した水は真下にあるレベル3の中立ダムにいかず流れ落ちる(中立ダム封じ)


といった具合にテーマと相まってよく出来ていて、一見協力しつつも競い合う構図がなんとも楽しい。



IMG_4479




そして結果はアメリカを担当した赤プレイヤーが150点で勝利。
建物タイルをコピーできる重役と「上部ダムを建てる時にホイール回せる」上級タイルの組み合わせが活躍しつつ、ダムの配置なども抜け目がなかった。
たしか4ラウンド中に建物2種建てきり、そのボーナス点だけでも5ラウンド時の収入と合わせて32点くらい。
5ラウンド目標ボーナスで20点、ゲーム終了後の共通ボーナスで10点といったところか。
ざっとあげただけで後半60点以上。

2位のフランス白プレイヤーにはその能力から国家契約を全てかっさらわれるかと心配したがそれは大丈夫だった。
ゲーム巧者ぶりはいつも通り初プレイでも発揮していて全体的に上手く得点を稼いでいた印象。
意外に重役コピー能力は使ってませんでした。


3位の自分は上級タイルをせっかく入れたので色々試してみたくて計6枚獲得。
4ラウンドボーナスの条件が上級タイルだったというのもあり、その時にそこから20点。
上級タイル数が得点になる上級タイルも押さえてそこから18点。(こんな時にも建物タイルコピー重役良さげ)

重役能力の「水4つ貯め」と相性良いと思い獲得した「上部ダムを建てた時に即満水」の上級タイルは国家契約も取れたし確かに良かったけれど、それがなくても十分に貯まる状況に結局なっていたしなかなか難しい。(やはり状況に左右されないホイール回しの方がいいかも)


回想しだすとまだまだ尽きないですが、バラージは次こそはこうしてみようかなとまた遊ぶのが楽しみになる好作品だと思います。


ただプレイ時間はまだ慣れてないのもありしょうがないとはいえ長くかかり過ぎた感もあるので、もう少しコンパクトに遊べると嬉しい。(自分の理想は2時間半以内。最近以前より悩むことが増えてる気がしてて、もっとテキパキ手番をこなせるようにしたいな)













4

今年ももうすぐ終わりというタイミングで、ようやくバラージを遊べたのでまとめてみました。


バラージはお気に入りデザイナーのルチアーニ絡み新作ですが、特に今回はダムに水力発電とテーマもなかなか好みだったので初めて見た時からこれはハマると思っていた期待作。

そしてキックスターターで発売され、その後の評判からもゲームの面白さは保証されたようなものだったので楽しみにしてました。



FullSizeRender



バラージ 
初プレイ 3人戦
拡張は未購入。
初回なので上級ルールもなし。

この日は直前にバラージと「CO2」のルールを詰め込んできたので少々頭はパンクぎみ。
とはいえ、バラージのルールはとても洗練されていて相変わらずさすがルチアーニだなと感じました。

ルール確認した時点の感触では「ロレンツォ」や「ニュートン」同様にちょうどいいルール分量で、それでいて何度も遊べる戦術の幅や悩ましさがありそう。

他にもシンプルなルールに奥深いゲームのマックゲルツなど好みなデザイナーはたくさんいるけれど、やはり自分はルチアーニがいつも一番しっくりくるなと改めて思う。



FullSizeRender



まずはルール説明して担当国選びへ。
重役も含めて初回推奨ルールを採用すると初手番の自分はアメリカに決定。


記念すべき一手目は上流の上段にダムをドンと建設していざゲームスタート。
上流とはアルプスマップの山岳エリアのことで通常だと掘削機5つコストがいるところを、重役能力で3つで建てれたのもありここへ。
コストが重機というのもスケール感あっていいし、掘削機の他にコンクリートミキサーもあります。


そしてどうせ建てるなら水が確実に回ってくる上段がいいだろうと追加コストの3金も払ってみる。
あとはどんなゲームか状況を探りながらで。


対するドイツとイタリアを担当する二人のプレイヤーはというと、序盤は堅実に下流の中立ダム周りに発電所や道管を作っていく流れ。



IMG_4456


コストとなる重機は無くなりはしないけれど建設用のホイール上から帰ってくるまで使えない仕様も面白い。

ただこの初プレイでは建設時にホイールを1つ回さずそのままという決定的なルールミスをしながら最後までやり切ってしまう。

ということで上級タイルもないしそれはもう苦しい展開が待っていて、特に自分は3ラウンドしゃがんで一気にまくる夢を見ていたらそのままほぼ何もできない状況で沈み、ほろ苦デビュー戦となる。


さすがにおかしいと思い帰宅して確認したらやはりやらかしてしまったことに気付きました。

それでもトップだったドイツ担当プレイヤーは4,5ラウンドボーナス辺りをうまく絡めながら80点くらい取っていて、その(苦し過ぎる)ルールの中でもなかなか見事にやり繰りしていたのは素晴らしかった。


バラージの感想としては予想していた通り今年一番の面白さに感じたので、次回は正確なルールでしっかり堪能したいと思います。














ドッペルソークレバーはガンシュンクレバーの続編となる紙ペンゲームで、どちらもアプリから手軽に楽しむこともできます。

今回はドッペルソークレバーで初めて対面4人戦をしたプレイ記になります。



FullSizeRender


「ドッペルソークレバー」
8歳から
1-4人用
30分


ベースの部分はほぼガンシュンクレバーと同じで、新たにダイストレイのダイスをまた手元に戻せるボーナスが加わったり5つあるミニゲームの得点方法が変更されている仕様。


ルール確認のためにアプリで少し遊んでみたところ、より面白くなっているなと感じたので前作が好きなら楽しめると思います。



FullSizeRender


写真左がガンシュンクレバー 
右がドッペルソークレバー


オレンジと紫に代わりシルバーとピンクが加わり、緑が黄緑へと色味も変化。
特徴的なルールのシルバーを始め、どの色もなかなか癖のあるルールになってます。

例えば白ダイスとの合計値を採用するブルーエリアは降順に記入していかねばならず、前半は高い数字を入れておきたい。


グリーンエリアはペアで一つの得点になり、常にペアは引き算になっているのでペアの後ろマスには低い数字の方が欲しくなる。


シルバーエリアではシルバーのダイス目を選んだ時、その目より低いダイス目も全て記入できる。など



FullSizeRender


プレイ記といっても大したことは書けませんが、ゲームが始まるとダイス目を見ながら良さげと思ったところを埋めていく。

今回はそれぞれのエリア、だいたいこんな感じでした。

イエローエリアはマックス165点となっているけれど、そこは罠に感じてとりあえずキツネとプラス1ボーナスくらいを取りに行ってみる。(正解は知りませんが)

シルバーは一番変化して面白そうなので、チャンスあればがっつり使ってみたいと思っていたらわりと使えたかな。


ブルーはダイス目との巡りが合わず2マス目の時点ですでに5まで下げてしまい、結局キツネにあと2マス足りず。

グリーンもマス数をたくさん埋めたわりにダイス目とかみ合わず得点伸び悩む。

ピンクは後回しにしていたら全然埋めてなくて終盤バタバタとやるもキツネに3マスも届かず。
コンボもあるので、シルバーに力を入れた分をもう少しこっちに回すのがよかったか。

イエローは結局、狙っていた両ボーナスも取ったし36点あったのでだいたい予定通り。



遊んでいる時は全然上手くいっている感もなかったけれど、結果は255点で意外にも勝利できて少しびっくり。

得点的にも難度の高くなる4人戦にしてはまあまあでしょうか。たぶんキツネ点が80くらいあったおかげです。

でもキツネの基礎点になる最低得点の色が一番マスを埋めていたグリーンだったし、やはりかなりダイス目に苦しめられた印象。


このままならなさが楽しいので、また300オーバー目指して遊びたいです。







先日クルセイダーズを初めて遊ばせてもらったのでまとめてみました。


IMG_4440



2018年発売
14歳から
2-4人用
40〜60分


十字軍となり影響力を高めるために戦闘をしたり建物を建てながら陣取りをしていくゲームらしく、全体的に色味がパキッとしていて綺麗。
中量級で遊べるのも嬉しい。


「トラヤヌス 」のようにマンカラ方式を使ってのアクションですが、クルセイダーズではマンカラ時のスタート地点がアクションマスとなる。

各マスのコマ数が価値なので上手く配置調整して効率よくアクションしていきたいところ。


ゲームの大筋としては移動して戦闘に勝利して建物を建てていくとシンプルめだけど、各プレイヤーがちょっとした初期能力を持っているのも特徴です。




IMG_4441



今回自分はマンカラする時に1ヶ所だけ2個置きできる能力だったので、わりとお目当のところにコマを固めやすかった。


マンカラのおかげでやることも明確になりやすく、自分的にはそれほど悩まずサクサク遊べる感覚でした。

一見するとマンカラもやりつつメインのゲームもするなんて大変そうと思いがちですが、実際遊んでみるとマンカラのおかげで選択肢がある程度限定されるので逆に楽かな。

トラヤヌスの場合はコマの色も合わせるのでもう少し大変ですが。



FullSizeRender


ゲーム終了後の個人ボード。
アクションマスのアップグレードは手番を使うので一回だけに抑えたのは悪くなかったが、4種ある建物をバランスよくやり過ぎていたのがもったいない感じか。

それでも結果は経験済みの持ち主さんの78点に次いで77点の2着だったのでよかった。

ちなみにその1位の人はしっかりと特化した建物を建てきり、そこの勝利点ボーナスから得点を伸ばしていました。


クルセイダーズはプレイ時間と面白さのバランスもちょうど良く、1時間くらいでしっかり遊べた感のあるいい中量級作品だと思います。


今年はどうも1作品にかけるプレイ時間がかかり過ぎてる感もあり、「西フランク王国の建築家」や「ウイングスパン」など含めこれくらいの時間で楽しめると少しホッとする。

自分としてはだいたい90分から2時間半で収まるくらいが心地良く遊べる感覚ですが、初プレイ時はある程度しょうがないとはいえ最近普通に3,4時間経っていることが多くて驚く。

それでもいいゲームはやりたいので長いのは2,3人で遊ぶなど工夫していきたい。

あとはせっかく時間のかかる初プレイを乗り越えているので、来年はもっと1作品を同じメンバー内でもリピートしていけたらいいなと思っています。


余談ですが、プレイ時間でいうと自分的には「ブラックエンジェル」がじっくり遊べつつしっかりいいタイミングで終わって今年の中では一番好感触です。





↑このページのトップヘ