2020年01月


ティーフェンタールの酒場にモジュール2を投入して遊んでみたのでまとめてみました。


新たな要素としては「シュナップス」という強い酒と「芸人」タイルが加わり、共通の修道院ボードが裏面の冬になります。


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上の写真はゲーム中の個人ボード。
カウンターに置かれているのがシュナップスでホールにあるのは芸人タイル。

芸人タイルは獲得した時に両面どちらかの効果を選び配置して、その後シュナップスをコストに払えば利用可能。
(ちなみにシュナップスは手番終了時に3つ以内にする)

この新要素を上手く絡めつつお金とビール提供数をたくさんにしていきたい。
ビールがテーマで修道院とかあるので「ヘヴン&エール」も遊んでいて少し頭によぎる。



プレイ記
3人戦。モジュール2入り。
(通算2回目)

皆経験者だったのでサクサクとダイスをドラフト→計画を立てアクションと流れもスムーズに進行していく。

計画は後で変えてもよかったりお金やビールのトークンが用意されていないところからも、テンポ良く遊べるよう工夫洗練されているのが伺えます。


そして今回の展開はというと。
まず1人はテーブル増やしやカード圧縮に力を入れてラウンドによっては驚くほどたくさんのカードを酒場に配置していたり。

もう1人は積極的に効果の高いお客カードを買い込み、どちらかと言うとお金特化プレイでたくさんのアップグレードを目指す。


自分は2人とは逆にテーブルやお客カードをあまり買わなかったので、後半はお金がそれほどなくビール提供に集中した感じ。


どの作戦が正解とかはなくカード引きやダイス目など色々な要素に展開は左右されていくのが面白いゲームになってます。




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そして迎えた最終ラウンド。
シュナップスでダイス1つは好きな目にできたし、皿洗いのプラス1効果もありビール配達エリアにダイス4つまで配置は可能。

しかしアップグレード効果もあり、結局ダイス3つあればビール18に届き貴族カード3枚を獲得。
残りのダイスはお金に回したもののアップグレードには1金足りず、勝利点付きの酒場カードを購入するくらいでフィニッシュ。


結果は運良く107点取れて、前回と同じ得点での勝利。(残ったシュナップスは1つ1点)
獲得した貴族カードは計9枚。
内訳はビールから5、アップグレードから3、修道院トラックから1でした。


ティーフェンタールの酒場は相変わらずカード配置フェイズの時には悲痛なうめき声が聞こえたり、タイル効果でもう一度引き直そうかウンウン迷う場面があったりとわいわい楽しめました。


次のモジュール3も楽しみ









ティーフェンタールの酒場 完全日本語版
アークライト(Arclight)
2020-02-20









古代ハワイを舞台にした雰囲気のいいワーカープレイスメント作品「ハワイ」を久しぶりに遊んだのでまとめてみました。


自分的に「オールタイムベスト番外編」の記事でも紹介していて好きなゲームですが、国内では流通が少なくあまり見かけないのが残念。
今回は以前一緒に遊んだ人からリクエストをもらったので久しぶりに持参してみました。


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プレイ記
3人戦。ミニ拡張入り。
(通算6,7回目)

皆経験者でミニ拡張を投入するか聞いてみると「入れよう」という返答。
ミニ拡張の「カマプアアの恵み」は釣りの要素にテコ入れしてあり、選択肢が増す分より悩ましくなる。(サーファーはやや影が薄くなるが、いいバランス調整にもなってる印象)


ちなみに以前から書いてますが、ゲームのポイントでもある「神殿」だけは選んで取れるようにした方が面白いと思う。
これは遊ぶたびに感じることで、オープンされている神殿が皆要らない時はまったくゲームに活かされないなど理由はいくつかあり。

とてもよく出来ている面白いゲームだと思うので、この部分だけは自分的に惜しいポイントかな。



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ゲームの方は最近のじっくり系に比べるとわりとサクッと2時間ほどで終了。
シンプルがゆえの悩ましさもありつつ遊びやすいのは嬉しいし、改めていいゲームだなと思いました。


初手は迷いましたが、せっかくミニ拡張入りなので釣りに行きゲーム終了まで使える魚を獲得。
その流れを活かすために2ラウンドめも同じく釣りに行きラウンド達成マジョリティのための魚を補充するも、もう1人に終始対抗されて結果的にマジョリティはほぼ2位に。
(マジョリティ1位を取っていた人はカフナ45点制覇を狙いしっかり達成)

もう1人のプレイヤーは最初から王道とも言える島プレイで「島荒らし」と皆から呼ばれる。
ミニ拡張の魚がなかった分サーファーとボートを充実させ、それらが得点になる神殿レベル2を狙う。
その神殿は最初からオープンされていたものの今回は最終ラウンドまで神殿コストが高い状況で誰も手を出さず。

最終ラウンドもコスト6だったけれど盤石を期すために自分が取ろうとも思いましたが見送ってみると、そのプレイヤーは貝12を払いレベル2神殿から24点獲得してラスト2,3手で計40点くらい伸ばしていた。
結果は122点でなんとか勝利できましたが、思っていたよりゲーム終了時の点差はなかったので結構危なかったです。

ハワイは色々な作戦も立てていけますが、今回自分はその状況ごとに合うよう一手一手進めて行ったのが上手くいってよかった。



また機会あれば遊びたい





ダムを建設して水力発電する「バラージ」の拡張入りを遊ばせてもらったのでまとめてみました。

バラージは2019年に発売された作品で一番のお気に入りなので、「レーフワーテル計画」を投入するとどうなるか楽しみ。



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まずセッティングしてみると、とにかく場所を使い大きめのテーブルでもギリギリ。
これまで遊んだゲームで一番かも。


主な新しい要素はこちら。
・追加の個人ボード「オランダ」
・追加の重役たちや目的タイル
・外注仕事タイル(コストは重機で戻らず)
・私有建物

私有建物はそれぞれ建物タイルで建設した場所により、そこのアクションマスを使用できるようになる。(5ヶ所あり毎回ランダムで変えれる)


今回はせっかくなので拡張の重役やラウンド目的が全て入るようにランダム配置してみました。



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プレイ記
3人戦。拡張と上級タイル入り。
(通算4回目で拡張は全員初めて)

まずは個人ボードと重役セット選びですが、ジャンケンで勝ってしまったので2人が選んでから残ったものに決定。

1番手(自分) ドイツ
重役「4枚まで契約を所持できて、発電時に複数達成も可」
基本のダム発電を真っ当に進める契約タイプのよう。


2番手 オランダ
重役「私有建物があるところをコピーして、もう一回そこのアクションができる」
拡張要素の私有建物プレイ。


3番手 アメリカ
重役「外注タイル獲得時、コストの重機は破棄せずホイールへ」
こちらも拡張路線。


重役能力的に2人が思いきり拡張プレイだったのに対して、自分はがっしり基本プレイという構図になり結果的にわりと伸び伸びできる状況に。

とはいえ前半から2人の拡張能力は猛威を奮っていて「ダムなんて作ってる場合じゃない」という名言まで飛び出し盛り上がる。

特に私有建物の「契約1枚をお金で履行できる」はやばそうで、私有アクションコピー能力を持つオランダのプレイヤーは本来高いコストの契約をそこで何なく履行→同じラウンド中にコピー能力でもう一枚履行と資金を回せれば止まらなさそう。

他にも拡張要素の外注や私有建物は基本的に強そうで、組み合わせにより作戦の幅も広そう。
ただ全体のバランスは良くできていて色々足りないものが出てきたり難しく調整されている印象。(まだ自分は拡張重視のプレイをしてないのでポテンシャルわかりませんが)



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熱戦の結果は自分が141点で勝利。
2人が私有建物などで忙しくあまり発電していなかったので、ラウンドのマジョリティ点を結構取れたのもよかった。

私有建物コピーの人は途中から資金繰りが出来なくなり、得意の契約履行を思ったほど出来なかったようす。
ただ今回ゲームに使用しなかったけれど、お金を得る私有建物もあるようなのでそれもあったらヤバかったかも。

もう1人は重役能力でたくさんの外注タイルを獲得していたものの、外注のラウンド目的タイルが1ラウンドめにあったのが惜しかった。


自分のハイライトとしては終盤に5道管ダムに水3つ発電→国家契約を獲得してそのボーナス効果で再び水3つ流して次の発電に繋げられたところかな。(ちなみにドイツの連続発電能力は同じ発電所は不可)



バラージは重役や個人ボードに合った作戦とメインボード上のダムなどによる配置の妙が絡み合い毎回とても濃密なゲームを楽しめる。

自分的には前回辺りでようやくどんなゲームか掴めた気がしていて、それを今回いい方向に発揮できて嬉しかったです。



まだまだ遊んでいきたい















中世フランスの都市を繁栄させていくのがテーマの作品「トロワ」を久しぶりに遊んだのでまとめてみました。

「グランドオーストリアホテル」や最近では「ティーフェンタールの酒場」のようにダイスを取ってやり繰りするダイスマネジメントが楽しめるゲームで、お金さえ払えば他プレイヤーのダイスも使える(奪える)のが特徴的。

その他にもそれぞれ秘密裏に所持している目的カードが、ゲーム終了後には全プレイヤーの共通目的になるなど色々な要素が散りばめられていて面白い。



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3人戦。拡張なし。
(通算4,5回目くらい)

メンバーは皆経験ありだったけれど、久しぶりなのでルールを軽くおさらいしてスタート。
まず準備段階として宗教(白)、軍事(赤)、経済(黄)の3エリアに「カタン 」の初期配置時の順で自分の一族コマを置いていく。

どのラウンドでも最初に一族コマのいる場所に対応した色のダイスを貰える。
自分は2番手でコマの配置的に白エリア重視の展開になりそう。


白エリアにある最初のアクションカードは「白ダイス1つを黄ダイス3つ分として使用できる」という効果だったので素直にそこへ。
その後、この効果を使うと黄色の経済エリアでお金をたくさん獲得できてほくほくに。


ただ今回の展開として自分以外の皆も序盤からお金をがっしり調達できていたので、ダイスは買われまくりすぐ無くなりラウンド終了が早い。(1手番にダイスは3個まで使える)
どのラウンドでも2,3手番したら終わっていたような。



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メインボード下のエリアには敵国からの襲撃などのイベントカードがあり、処理していかないとどんどん貯まっていくので簡単な「ドラゴンイヤー」をやっているようにもなる。
今回そんな状態だったおかげで皆のダイスも対応に削られ、ラウンドの終了が早まった要因の一つにもなっていた。



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というわけでスピーディーな展開のままゲームは進み、後半は一番高得点の取れる行動を見極めつつダイスをやり繰りし、他プレイヤーの持つ目的カードも予想する。

これだけユニークで面白い要素を詰め込んであるのに、経験者同士ならわりとサクッと遊べるのも嬉しい。
最近遊んだ「ハワイ」でも感じましたが近年のじっくり作品に比べると少し前のは場所もそれほど取らずプレイ感もやや軽めな印象。
リプレイ回数が単純に多いというのもあると思いますが。


ゲームの方は最終決算をすると52点で勝利。
自分と他プレイヤーの目的カード計3枚からはそれぞれ1点づつしか獲得出来なかったけれど、ゲーム中の得点を上手く積み重ねていけたのがよかった。

今回はゲーム終了までとにかく展開の早いトロワでしたが、久しぶりに遊んで思った以上に楽しめました。


また遊びたい




Troyes
アズモディー(Asmodee)





拡張「トロワ の淑女たち」のモジュールも2つほど入れたことあるけれど、その他は未プレイなので機会があればやってみたい







中世フランスの都市が舞台の「オルレアン」を久しぶりに遊んだのでまとめてみました。



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この日はあと2時間ほどで遊びたい状況だったので、メンバーみんなが知っていてじっくり系の中ではややプレイ感の軽いオルレアンに決定。

久しぶり過ぎて何からやろうか迷いましたが、水先案内人や農業、騎士辺りからスタートしてみる。

他2人は序盤からぐいぐい大学で基礎点を上げて人物タイルを取りつつ、その流れで修道士も集めにかかる。
そこから片方の人は技術タイルへ行き「水先案内人をオールマイティにする」レベル1と「歯車を増やす」レベル2を早々に獲得とやり慣れてる感じ。

いつものことながら前半は「歯車」と「修道士」が人気ですぐになくなっていく中、自分も修道士はなんとか2枚確保して歯車も置いていってみる。
あとは他2人が大学や技術をやっている間にこちらは農業を進めつつマップの建築の方へ一番乗り。
出遅れた技術タイルは今回取らない方向で。


慈善事業も含め人物タイルはどんどん取られて基礎点も差をつけられてしまいましたが、最多建築や商品タイルとお金を頑張り終わってみれば164点で意外にも完勝。

後半にペストイベントで枯渇していて欲しかったタイルが突然予期せず帰ってくると嬉しい。


基本のみだと結構大味なゲームだと思うのでその辺りにも素直に合わせた作戦が功を奏してよかった。


オルレアンはタイル引きという適度な運要素と同時進行で行える計画など、がっちり過ぎない遊びやすさも魅力で楽しめました。








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