森の動物たちの街づくりをテーマした「エバーデール」日本語版を遊ばせてもらったのでまとめてみました。

以前から見た目の可愛さやインパクトある立体コンポーネント、何より動物たちのほのぼの世界観の中量級ということで気になっていた作品。


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カードや資源置き場になるこの大樹付きボードがとてもいい雰囲気を作ってます。

ルール説明を聞いた感じでは「ウイングスパン」のように巡り合った森カードの世界観を楽しみながら上手く得点に繋げていくイメージが頭に浮かぶ。(そこにワーカープレイスメント要素もミックスされてる)

プレイ後の結論から言うと実際そんな感じで、テキスト系はあまり好みでない自分ですが面白いゲームだと初見では思いました。


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初プレイ記
3人戦。
(自分は白うさぎを担当)


まずは手札が5枚配られ、森ボードにも8枚カードがオープンされる。
コストを払えばどちらからも自分の場にプレイできるので、初プレイだといきなり13枚のテキスト付きカードをざっと確認する必要がある。
「アグリコラ」もそうだったけど自分はこれが苦手で正直いうと面倒に感じてしまう。

ただほとんどのカードが重複しているし内容的にも1度遊べばだいたい把握できて、2回目からはスムーズに楽しめそう。

流れとしては普通に1手番して次の人へとグルグルしていくだけなのに、冬→春→夏→秋と巡る季節はプレイヤーによってゲーム中に変わってくるのが新鮮なプレイ感。
(自分はまだ春なのに誰かはもう夏にいるといった感じ)


得点源としては自分の場に出せたカード点や共通目的であるイベントカード。(基本と特殊の2種類)
その他カード効果から入る点など色々。

人数によって変わるのかもしれないけれどこの日は基本イベント4枚、ランダムに選ばれる特殊イベント4枚でした。


ゲームが始まってすぐはまずコストとなる資源を獲得することくらいしか思いつかなかったものの、カードには関連してお得にプレイできるものがありそれがいい指針になっていることに気づく。(コストは小枝、樹液、小石、果実とありコマも凝っていていい感じ)


「ウイングスパン」と同じくある程度カードとの巡り合わせは運要素にもなりますが、成り行きに任せつつそこでやり繰りする感じは好きだし色々な人におすすめしやすいと思います。
(何よりアートワークが可愛いのがおすすめしやすいポイントかと)

*後日追記: 2回目を遊んでみてエグいカードがあったので、色々な人におすすめしやすいかは微妙かも




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ゲームの方は自分の場に出せるカードの上限が15枚と決まっているので、最後の数枚はなるべく高得点を取れるものを厳選しつつわりと思惑通り出せました。
この上限枚数がなかなか絶妙で全体のバランスもとてもいい印象。


結果は68点で嬉しい初見勝利。
基本イベントは3点のためにワーカーを使うのが微妙な気がして取らず、特殊イベントを2枚獲得できたのはよかった

経験者のプレイヤーは「農場」に「旦那」と「夫人」を置くのをメインにした夫婦プレイ&後半は他プレイヤーに資源を渡して勝利点を貰いまくっていた。

もう一人はおそらく狙っていた9点のエバーデールカードを早々に押さえつつ他の基本イベントカードも獲得。ゲーム中に入る勝利点もたくさん取っていて、後半はお目当のカードを最後まで待っていたような。


エバーデールは最近遊んだ「ティーフェンタールの酒場」と共に、今回の初見プレイではなかなか自分的にヒットしました。






エバーデール 完全日本語版
アークライト(Arclight)
2020-01-09






さらに海外ではすでに拡張もいくつか出ているようで、メインボードも川を繋げたり拡張していけるという素敵仕様とのこと。