月面が舞台の「スカイマイン」を遊ばせてもらったのでまとめてみました。
ちなみに今作はプフィスター作「モンバサ」のリメイクとなってます。

個人的にモンバサは発売当時に購入して結構遊んでいたものの、ここ数年はやっていなかったので久しぶり。

新たなマップのボード裏面やモジュールなどあるらしいけれど、今回はテーマ世界観がガラッと宇宙仕様に変わったくらいで内容はほぼ変わらずの通常面で。

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テーマはアフリカからいざ宇宙開拓へ。
宇宙系は今年だけでも「ビヨンドザサン」「デューン」「クライオ」と遊ばせてもらっているけれど、SFテーマは自分の好み的には正直もう一つそそられず。
とはいえ、遊ぶとなったらしっかりその世界観を楽しんでいきたい。

それにしても近年宇宙テーマ系の作品が徐々に増えてきてる印象。
「テラフォーミングマーズ 」辺りに始まり、「ガイアプロジェクト」「リワールド」「パルサー2849」「ブラックエンジェル」「オンマーズ  」なんかが一応これまでプレイ済みかな。

今作もどんなリメイクになっているのか楽しみにしつつ、持ち主さんに改めてルール説明をしてもらいゲームスタート。

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3人戦

じゃんけんをすると自分は3番手。
ランダム配置する4つの企業トラックボード(?)のうち1つが強そうな効果だったのもあり、序盤から後手番不利をはっきり実感。

考えてることは同じだったようで1ラウンド目は皆エネルギーでの開拓被り。
早取り要素ばかりなので何をするにしても当然後手に回り、余っていることをしながらスタートプレイヤー権を抑えにいく手間もかかる。

2,3時間使って遊ぶゲームにおいて手番の有利不利はもう少し丁寧に調整してほしいと特に最近強く感じてしまうな。(ゴーレム、トロワなど今年は最後手番ばかり)

せっかくゲーム自体が面白くてもそこが引っかかるだけで気持ちよく遊べなくなるのはもったいないし。
まあ、と言いつつも現場ではそれほど意識せず前向きに楽しむようにしてますが。(それもゲームのうちと思って)

そしてゲームの方はヘリウムと研究からいち早く両スロット(?)を解放して手札を多く出せるようにしながら、企業トラック上げやカード購入などもじわじわ進めてみる。

ただ企業トラック上げは分が悪そうだったので、ヘリウムと研究をわりと頑張ってみることに。
ちなみに「モンバサ」のダイヤモンドと帳簿だったところが、ヘリウムと研究という世界観になってました。

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結果は146点でなんとか勝利。
ラストラウンドにまとめたエネルギー値での開拓をトップ争いしてた人よりギリギリ後手番でできたのがよかった。(企業価値を最終操作できる)

「マラカイボ」でもこの辺の要素は採用していましたが、モンバサ(スカイマイン)は最後の開拓で一気に形成逆転もできるのが魅力でもあり人によってはいまいちポイントになっているかも。

今回の内容的には案の定、先手番の人に強い企業効果をすぐに使われて株ではかなり離される苦しい展開でしたが、ヘリウムと研究でなんとかその差を挽回できたという感じかな。

ちなみにこのゲームは投資家として稼いだお金がそのまま得点となるので、企業価値の高いところの株をたくさん持つことがメイン目的となってます。

ただその企業価値が下がることもあったりと他プレイヤーによって変動するのでなかなか一筋縄でいかない仕様。

その他にも色々な要素がこれでもかと入りつつ、しっかり遊びやすくまとめ上げている力量はさすがプフィスター。(グレートウエスタントレイルを遊ぶ時もいつもそう思う)

「スカイマイン」の感想としてはゲーム自体はモンバサそのままだったので懐かしかったなという感じだったけれど、リメイクされたアートワークや世界観は個人的には遊びにくさを感じたかな。

(特に資源色の青と緑がよく似た色感で見分けにくいのは気になった)

と、個人のブログなので色々気になったポイントもなるべく率直に書きましたが、モンバサは魅力的な要素がたくさん詰まっている好作品なのは間違いないと思います。

ちなみに以前まとめた「オールタイムベスト番外編」という記事に「モンバサ」もピックアップ済み。

これは自分の中でお気に入りの第2グループ的な位置付けの作品を選んだもので、他には例えば「ストーンエイジ」「トロワ 」「ムラーノ島」とか。

近年だったら「タワンティンスウユ」「アルママータ」「プラハ」など「まあまあ気に入ってるよ」というラインナップ。
まあ完全に好みの話なので軽い参考程度に。

「スカイマイン」はまた機会あればボード裏面など新要素も試してみたいな。





ボードゲーム スカイマイン 日本語版
ホビージャパン(HobbyJAPAN)
2022-10