ルチアーニ&タッシーニ絡み作品の個人的お気に入りランキング最新版をまとめてみました。

これまで同ランキングで2回記事にした時は殿堂入り的な作品が上位でしたが、今回からはより今現在のリプレイ欲やお気に入り度で再検討。

好みは皆それぞれだと思いますが、何かの参考にでもなれば幸いです。


1. 「テオティワカン」

4位、3位と来てとうとう一番に。
対面だけならここまで評価上がらなかったと思うけれど、世界中の人と遊べるオンラインのおかげでどんどん評価アップ。
特にBGAランキングトップの人たちとのエキスパート&マスター4人戦はとても面白く、ゲームのポテンシャルの高さも見れて◎
総評としてシンプルに遊んでいて楽しいし、自分の好みにばっちりハマってる感じかな。








2.「マルコポーロ 2」

8位、9位から大躍進。
もともと作品自体の出来はとてもいいと感じていたものの、初代と同じテーマで新鮮味の薄さからわりと下にしていた感じ。
ただこちらもオンラインで遊べるようになり、ちょこちょこやるうちに「やっぱり面白いな」と再確認。
ルチアーニとタッシーニのどの作品にも言えるけど、リプレイ性がとても良く、やりごたえがあるところがとても◎
あと自分の中で「初期能力者」の要素は「マルコポーロ 」からハマったし、なんといっても完成度が高くて魅力的。
というわけで今現在の自分ランキング一気に上位へ。









3.「テケン」

6位、4位から3位に。
ただテケンに関しては対面でちょこちょこ遊ばせてもらっているだけというのもあり、そこまでしっかり評価が固まってないところも。
それでも単純に遊んで面白いし、とてもいいゲームだなという印象。
しいて言えば、布告(目標)カードを全てランダムにせず、もう少し丁寧にバランス調整してあれば嬉しいかも。(初期のと分けるとか)
手番順周りはとても丁寧に作られていて◎
(ここは結構大きなポイントだと思う)
一般的にはテケンの評価はもう少し下かもですが、自分的にまだまだリプレイしてみたい欲がある分この順位に。テーマも好みだし。








4.「バラージ」

3位、5位からの4位。
人気的にはもっと上位でも良さそうながら、好み的にはやはりこの辺りかな。
とても奥の深くていいゲームだと思う。
なのでもっとやり込める環境とかあれば、いつか1〜3位に行く可能性も。
全体の構成がちょっと「テラミスティカ」的なのが自分的にはやや惜しい(人気の要因でもあるけど)
でももちろんお気に入りなので、もっとリプレイしていきたい。








5.「ツォルキン」

2位、2位そして今回5位。
がっつりハマった時期もあってこれまで不動の上位でしたが、ここ5年くらいはほとんど遊んでない状況なので。
3,4人戦の妙という奥深さもあるものの、ある程度強いやり方が固まっているイメージも少しあり。
でもやはり面白いゲームなので、オンラインとかでまたちょこちょこリプレイしてみようかな。
ここまでのランキング見ても古代文明テーマは自分の好み的にツボだと思う。
(タッシーニが少し関わってる「タワンティンスウユ」も結構お気に入り)







6.「ロレンツォ」

5位、6位で6位。
発売当時から安定した面白さ。
激ハマりというわけではないけれど、長年定期的にリプレイもできている好作品。
拡張とかもっとやり込んでみたいな。


Lorenzo il Magnifico
CMON
2017-05-19



7.「ティルトゥム」

新作初登場。
ゲーム的にはもう少し下かもだけど、まだ数回しか遊べてないのもありリプレイはまだまだしてみたいので。
人によってかなり長考を誘発しやすいのと、共通目標に向かって皆同じ方向性になりやすいのはちょっと気になったかな。
あとはランダム配置するボーナスタイルのバランスももう少し丁寧な調整あれば。(手番順周りにも関わってくるし)
とはいえ中量級寄りのいいゲームなので、過度な長考者のいる対面でなければ遊んでいきたい。







8.「グランドオーストリアホテル」

7位、7位→8位。
こちらも発売から安定の面白さで定期的にリプレイして来た好作品。
ホテル経営というテーマもとても◎
ここまで上げた7作品のように、一枚の大きなメインボードで遊ぶタイプなら好み的になおよかったな。








9.「ニュートン」

9位、8位、9位。
普通に面白いゲームだけど、ルチアーニ作品の中ではやや下め。
ダイスプレイスメントではないけれど各ラウンド前に計画する考え方など「マルコポーロの旅路」に少し似てる。(カード効果なんかも)
少し気になる点としては、例えばお金(やポーション)が便利すぎて「旅」の魅力が薄まっていたり。
それをきっかけに各アクションのバランスがいまいちに感じて、初期に配られる個人ボードにそれがランダム追加されてるのもちょっと。(面白いゲームなのにもったいなく感じる)
ちなみにミニ拡張入りの方が作戦の幅も出てバランス良く遊べた印象。
「マルコポーロ」「ロレンツォ」「ニュートン」に続く人名シリーズ新作「ダーウィンズジャーニー」にも期待。(ニュートンのデザイナーコンビ新作でもある)




10.「タバヌシ」

10位→10位
タッシーニのTシリーズ新作として期待していたが順位は少し低めに。
自分的に全然嫌いでもないし普通に面白いゲームだなと思う。(ただ期待値よりは低かった)
リプレイ数が少ないのでまだ評価固まってはいないけれど、人によって長考誘発タイプだったのとコンポーネントのチープさもありこの辺り。
率直な感想としてはもう少しゲームに奥行き的なものが欲しかったのと、遊んでいてもやや地味めな印象だったかな。
ただ3人戦しか出来なかったけれど内容的に4人戦の方が良さそう。(プレイヤー間の絡みが多い)
個人的にタッシーニには「タワンティンスウユ」の方を共作して、よりブラッシュアップして仕上げて欲しかった。(こちらの方が好みだった)









11.「ゴーレム」

12位から11位。
遊んだのは2戦のみで最後手番しか経験ないのもあり印象はかなり良くない。
あまりにも手番周りの調整がされてないように感じてゲーム中もあまり楽しめなかった。
ほんの少しテコ入れするだけで気持ちよく遊べそうなのに、この状態で発売されるのが不思議というのが正直な感想。
2,3時間かけて遊ぶゲームでの手番順の丁寧な調整は自分的にかなり重要なポイントだと思う。
(その一点で印象悪くなったらもったいないし)
その点「テケン」はよかったので上位だし、他デザイナーでも「アルママータ」や「グレートウエスタントレイル新版」とかも工夫されてて好印象。
内容的にもちょっと生点感が強めに感じたりでそこまでツボにこなかったけれど、まだ2回遊んだだけなのでもう少しリプレイして色々試してみたい気持ちもあり。
ただルチアーニの中では今のところ下位でも、ゲームは普通に魅力ある作品だと思ってます。









12.「マルコポーロの旅路」

1位、1位からの12位。
これは作品としてはトップクラスに好みでしたが、今現在は2もあるしもう遊ばないなということで。
今回はより今のリプレイ欲やお気に入り度を加味してるので、殿堂入り的なポジションながらランキングはここに。
やはり2が発売されつつその出来も良かったのでしょうがないかな。



マルコポーロの旅路 日本語版
アークライト(Arclight)
2016-02-06




13.「カウンシルオブフォー」

10位→11位→13位
最下位でも面白いゲームなのがすごい。
まあ中量級なのもあるし、今ではまったく遊ぶ機会がないので。
でも機会あれば全然遊びたい。
発売当時たしか「マルコポーロの旅路」の次くらいだったのもあり、期待値よりは少し低めでした。
それでも結構リプレイもして十分楽しめた作品。








以上が現時点の個人的ランキングでした。
色々思うままに気になったところも書いたりしたけれど、ルチアーニとタッシーニ作品はどれもそれぞれの魅力があり気に入ってます。