2016年エッセンにてクインドゲームズから発売された作品。

ナポリを舞台にピザ職人となりフライドポテト業界に負けないよう美味しいピザを焼いてたくさんの家庭に届けるのが目的。

面白そうなテーマと素敵なパッケージで発売当時から気になっていましたが、先日の自宅ゲーム会で初プレイさせてもらいました。



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クインドゲームズの作品はこれまでアーグラやバヌアツなどプレイしてますが個人的には渋い良さがある印象。

終了後に「また必ずリピートしたい」と思うというより、なかなかいいゲームで遊べてよかったなという感じです。

とはいえ、ここの作品はまるで本のような素敵な背表紙で、並べてみるとうっとりできるほど所有欲もくすぐられる魅力があります。



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こちらは家主さんのコレクションですがシリーズを集めたらさぞ壮観だと思います。
ナンバリングがあるのも一通り遊んでみたくなる。


ルールを聞いてさっそく開始。


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木コマなどコンポーネントもしっかりしていてテーマ通りの楽しげな雰囲気。

似たような世界観のフードチェーンマグネイトがまず頭をよぎりながらゲームを進めてみると、競りやアクションマス選択など他プレイヤーとの絡みが多い。

というかほぼ絡みのゲーム感が一度プレイしたことのあるフェルトのストラスブールなども思い出しました。

それでもそこまできつい競りでもなく明るいテーマでわいわいと会話も盛り上がりながら楽しくピザを宅配できます。


発売当時に視認性がもうひとつなど情報もあり少し負のイメージもあったので、想像していたよりもぜんぜん面白いと遊びながら感じてました。


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それぞれ選んだプレイヤーコマもたまたまナポリカラーのようになっていた。

フードチェーンマグネイトも面白いし良いところも色々あるけれど、ボードに関してはやはり自分はパパパオロのように街の風景がデザインされている方が好みです。


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タイルを獲得しながらピザを焼いたり届けるための自分の街を作るのもパズル的で面白い。
この街では飛行機でも宅配できてしまいます。


中盤あたりからみんなゲームの全体像がだんだんわかってきて、悩ましいながらやることも明確になってきた。
やはりとにかくたくさんの家にピザを効率よく届けねば。



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最終ラウンドの競りでは圧倒的な資金力でピザ9個届けができたけれど、前半から快調に宅配してたプレイヤーもいるしどうかな。



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結果は
オレンジ 33点
白            30点
みどり     30点

綺麗な街づくりから着実に宅配を重ねていたオレンジさんの見事な勝利。


パパパオロはみんなの所持金が隠匿情報なので最後の競りまでしっかり熱い展開が続き楽しめました。
また機会あればリプレイしてみたいです。