カテゴリ: らりるれろ


ルネサンス期のイタリアを舞台にした「ロレンツォ 」の拡張を初プレイできたのでまとめてみました。

基本のみでも十分面白いけれど、拡張入りもずっと遊んでみたかったので嬉しい。


image



拡張の新しい要素はモジュール式とのこと。
・5つ目の新たな塔
(4種類の新カードがランダムで出てくる)

・初期能力を持つ一族タイル
(指導者カードをドラフトする前に競り方式で選ぶ。この時に初期資源も各自決まる)

・新たな破門タイル 3枚

・新たな指導者カード

・特別トークン
(マルコポーロのギフトトークンみたいな感じ。ボーナスや巻物エリアなどから入手可能)

・1つの塔でアクション値が上がるタイル
(毎ラウンド移動する。通常1,3,5,7のアクション値が5,6,7,8になり苦しさアップ)

・ピンクのプレイヤーセットで5人まで遊べる


image


せっかくなのでピンクを使わせて貰いつつ、その他の拡張要素もすべて投入することに。
今回はみんな基本版はプレイ済みだったので、拡張ルールを教えてもらってまずは一族選びから。

10種類の中からランダムにプレイ人数分の一族タイルを取り出す。
順番に選んでいくと今回は誰も被らなかったので競りもなくスムーズに決定。
ここは競り合うほどに初期資源が減っていくという、ちょっと面白い仕組みになってます。


*今回登場した一族*

1番手 モンテフェルトロ家
建物(黄)カードで払うコスト木と石を評議会の恩恵(巻物)アクションで回収できる。
バラージみたいなコスト回収能力で、これを選んだ人は前回に続き黄色特化をやりたそう。


2番手 コロンナ家
ゲーム開始時に効果値3の茶ワーカーを得る
方向性に自由度があるのもいい。


3番手 アラゴン連合王国 (自分)
領土(緑)カードを得たら即、その発動値−1で収穫アクションができる。
拡張要素の「アクション値が通常より高い」不利なタイルが緑の塔スタートだったので、少し迷ったけれど自分は緑特化へ。


4番手 オルシーニ家
4種のカードを1セット揃えるごとに指導者カードを貰えたりとボーナスがある。
バランスよくカードを取っていくのはなかなか大変そう。


*     *   *


最後に指導者カードをドラフトしてようやくゲームスタート。




image


指導者カードのドラフトでは領土(緑)カード系重視で獲得。
一族タイルにより皆方向性は決まっていたので、お目当の指導者カードはだいたい回ってくる感じでした。


「アクション値5,6,7,8タイル」以外の拡張は、投入することで基本版の苦しさがずいぶん緩まる印象。
ロレンツォはやはり指導者カードも入れない基本のみで遊ぶのが一番苦しいゲームになると思う。


拡張では能力系の他にも、新たな塔や独自のアクションマスを持つ指導者がいることでワーカープレイスメントにも多少ゆとりが生まれるので。



image


ゲームの方は悩ましさが増すのか、思った以上に長丁場な展開へ。
自分は5ラウンドまでに4枚の指導者カードを出せたおかげで、無事に緑特化できてコンボも決まりだす。
ここら辺は遊んでいて気持ちいい。


実際のプレイ感も苦しさはずいぶん和らいでいて、信仰トラックでも1つ目はあえてペナルティ受けるも4ラウンドめで早々にマックス30点に到達。


今回指導者カードはすべて拡張のを使ったので、そこも新鮮でよかった。
これがあることによって皆それぞれ条件達成のための事情や制約ができて悩ましさが増す。


ただ達成しても勝利点は付いてないし、それに囚われ過ぎると罠にハマるパターンもよくある。
なのでそこも見極めつつ早々に破棄して巻物アクションに変えるのも有効なゲームになってます。


それでも目的カード系好きな自分としてはなんとか達成したくなってしまう。
ちなみに最初に出会った目的カードは「村の人生」の金銀カードで、その面白さに当時しっかりハマりました。



image


結果は2位以下を引き離し139点で嬉しい勝利。
最終ラウンドに自分が振った共通ダイス目が1,2,3だったのは皆と一緒にがっかりしましたが、全体的に一族の方向性と上手くかみ合ってくれたかな。

信仰から計39点
領土(緑)カードと軍事MAX
青、黄、紫カードもそこそこ

2位はオルシーニ家の人で89点。
ゲームを通してかなり悩ましそうだったけれど、最後尾からラスト手番での20点と決算の信仰から30点で一気に得点伸びてました。

3位はモンテフェルトロ家
建物(黄)カードと特別トークン特化をしてた。
ちなみに自分は緑カードを一切取らずに黄色カード特化一直線でいつも鮮やかに勝ちきる猛者を知ってるので、黄色のポテンシャル自体は高いと思います。

4位はコロンナ家
お金をいつもたくさん持っていたので人物(青)カード重視で進行しつつ、指導者カード達成から独自のアクションマスも活用してた。


今回のロレンツォ拡張入り初プレイは時間が想像以上にかかったけれど、とても楽しく遊べて大満足。
一族タイルにより方向性が変わるので、また色々試してみたい。


「ロレンツォ」デザイナー陣の新作「ゴーレム」も楽しみです。







ロレンツォ拡張「ルネッサンスの貴族たち」









ルネサンス期のフィレンツェを舞台にした「ロレンツォ」を久しぶりに遊んだのでまとめてみました。

ちなみにタイトルのロレンツォという人はこの時代に絶大な力を誇ったメディチ家当主の一人。



IMG_4926


本作のデザイナーは3人。
お気に入りのルチアーニと手を組んでいるのは、この作品の後「コインブラ 」を作ったジーリ&バラジーニコンビ。

少しややこしいですが前作「グランドオーストリアホテル」ではルチアーニとジーリのみ。

ついでに言うと「ツォルキン」「マルコポーロの旅路」「カウンシルオブフォー」がルチアーニとタスチーニ。

そのタスチーニも近年「テオティワカン」「テケン」と精力的に作品を発表してます。



FullSizeRender



今回は以前ロレンツォを紹介した人から「また遊びたい」とリクエストを貰っていたので自分が持参。

もう1人は初プレイでしたが最近「バラージ」「ツォルキン」「マルコポーロ 2」とルチアーニ作品を一緒に遊んでいたのでちょうどよかったかな。

というわけでルール説明して3人戦スタート。
(上級ルールなし)

共通のダイス目にも展開は左右されますが、ゲームはまるで緩さを削ぎ落としてあるかのような調整。
そこに「グランドオーストリアホテル」から継承されたペナルティ要素も加わる。

どこのアクションマスも他の人より早く置きたいし、いつも何かしらの資源やお金が足りない苦しさや悩ましさ満載で楽しませてくれました。

ルチアーニ作品はルールも含めてしっかりブラッシュアップされている印象で好み。



IMG_4928



結果は76点と低めながらなんとか1位。
かみ合った時は100点以上は取れるゲームなので内容的にはもう一つ。
2位の人と黄色被りしていたのと後半のダイス目がよくなかったのが主な要因か。(単純に指導者カードなしというのもある)


ただプレイ時間も2時間弱とこぎみよく遊べたし、皆ゲーム中は苦しみながらも楽しげな雰囲気でいい感じでした。

自分的にもロレンツォは改めて面白いゲームだなと再確認できたし、機会あればまだ未プレイの拡張も試してみたい。


初プレイの人も気に入ってくれて購入も検討してましたが現在は入手難とのこと。
しかしタイミングよくその翌日に「ロレンツォ拡張込み版」が再販されるとアナウンスされていたので驚きました。


そちらも楽しみ。



石炭三部作シリーズの1作目にあたる「ザ・ルール石炭輸送」を遊んだのでまとめてみました。

ドイツのルール川を舞台にした産業革命期の歴史背景に沿ったゲームで、その辺りは「ブラス」にも少し通じるものを感じる。

ゲームとしては荷船にて上流から下流へと石炭を輸送して資金などを得て、障害となるダムを避けるために水門を建設していく。



FullSizeRender



もともと2012年にシュピールワークスから発売されていて、こちらは第二版となってます。
「オハイオ」という拡張も同封されているけれどそちらは未プレイ。
基本ゲームも今回が皆初プレイとなります。



ちなみに石炭三部作は以下の通りですがどれも日本ではあまり見かけない感じ。

「ザ・ルール 石炭輸送」
「コール&コロニー」
「ハスペルクニヒト」



FullSizeRender


ルールを説明していざ4人でスタート。
ルール川が流れる横長ボード上に置かれた白と黒のダイスが石炭で、出目がその価値を表してます。

大筋としてはなるべく価値の高い石炭を輸送してお金と開発キューブを貰い、進歩タイルを獲得しつつ勝利点となる倉庫や水門を建てていく。


IMG_4438



終点となるルートオルト港に倉庫を建てる2人のプレイヤー。
白ダイスのあるマルク伯領エリア(上流)に行くのはやや遅れをとるものの、毎ラウンドある海外への輸出フェイズで勝利点を獲得できる強みがあり。

結果を言ってしまうと、ここに倉庫を1個置いてすぐに白ダイスエリアに来た青プレイヤーが資金も潤沢に回し勝利。
白ダイスエリアに大きく出遅れた赤プレイヤーは共通進歩タイルがそれぞれ3枚しかないこともあり不運にも沈んでしまった。


一方、真っ先に白ダイスエリアに来た自分と緑のプレイヤー。
倉庫を早めにガシガシ建ててみるも意外にゲーム中の倉庫収入は入ってこなかったな。

特に自分はマルク伯領に倉庫がなかったのもあり、お目当ての都市に石炭が輸送されずゲームを通してほぼまったくでした。



IMG_4439


緑のプレイヤーはそのまま都市全制覇を見事やり切って2着。
3着の自分は石炭置き場を制覇してみましたがもう一つ得点は伸びませんでした。

反省点としては進歩タイルを獲得する為に開発キューブの配置する場所を意識しすぎて、お金を思うように増やせなかったあたりか。

あとはトップの人を見る限りだとルートオルト港からも結構な得点を稼いでいたので、あそこに前半倉庫を1個置いておくのは良さそう。
輸出フェイズを楽しめるし。


「ルール川の石炭輸送」初プレイの感想としては常に上流の人から処理ができるところなど面白さはありますが、少し前の(昔の)ゲームで遊んでるな感はやはりあります。


とはいえ前述した通りワレスの「ブラス」に通じる、歴史背景をゲームで表現している魅力はしっかりありそこは素晴らしい。


毎ラウンド歴史的イベントがあったり時には水位が乱高下したり、やがて鉄道時代に移り変わっていくなど。



遊べてよかったです。







ハンスイムグリュック社の宇宙をテーマにした新作リフトオフを遊んだのでプレイ記に少しまとめてみました。

デザイナーはジェローエン・ヴァンダースティンという新人らしく、アートワークなどの雰囲気もこれまでのハンス作品とは一味違った感じ。


(ちなみにハンス系はこれまで15作以上は遊んでいる好きなメーカーの一つで、ロシアンレールロード、マルコポーロの旅路、ダイナスティなどお気に入りも多数)



FullSizeRender


12歳から
2〜4人用
60〜90分


ロケットを打ち上げてミッションを宇宙に運ぶのが目的のゲームで、ルールとアイコンに慣れてしまえばサクサク遊べそう。

遊び始めてすぐにグランドオーストリアホテルのゲーム感にも少し似てるなと個人的には感じました。

スペシャリスト(スタッフ)カードをドラフトする流れなんかもありますが、特にロケットを打ち上げる(ホテルに宿泊させる)度に入る得点やボーナス効果を絡めて勝利点を積み重ねていく得点感など。
後半に向けて噛み合うとぐんぐん勝利点を伸ばせる爽快感がどちらの作品もあります。

ちなみに我が家では得点がシビアなウヴェ作品などよりこちらのタイプの方が合うみたい。
(お互いテキスト系は苦手なのでアイコンで遊べるのも嬉しいポイント)



IMG_3769



初プレイ記 
2人戦

とりあえずルール確認しながらのお試しプレイだったので、カード効果などもその都度チェックしつつまったり進めてみる。

自分のロケットに荷室や動力を加えたりとアップグレードできるところも、オケアノスという作品の潜水艦みたいでなかなか楽しい。
これによりロケット打ち上げ時の積載能力を上げたり価格コストを抑えたりもできます。



IMG_3776


ゲーム終了時ボーナスとなる個人目的カードも3枚づつドラフトしてから所持。


ゲーム最後に獲得できる得点はこちら。
1. 終了時ボーナスカード
2. 終了時系ミッションカード(砂時計アイコン)
3. 緑の技術カード
4. 5金につき1点

この時はまだ知らなかったけれどレベル4の終了時ミッションカードには、3枚集めると105点取れてしまうサテライトネットワークなど一気に逆転を狙えるようなものもあり。

大筋としては低いレベルのミッションで得点を稼ぎつつ、後半のレベル4打ち上げのための下地を作っていく感じなのかな。
目的カードにもよりますが。

理想として前半は研究所レベルを上げて1章の素点が高いうちに、ガンガン打ち上げ点も稼いでいきたいところ。

1章と2章に分かれているところなどは同じ宇宙テーマのリワールドも少し頭をよぎりましたが、リフトオフは2章も基本的にやることは同じと遊びやすいところも好印象でした。



IMG_3783


結果はちょこちょこルールミスもありましたがゲーム中も楽しめて、特に相手はとても気に入った様子だったのでよかった。

自分的にも遊ぶ前は正直あまりそそられなかったものの、思った以上に好感触で評判がなかなか良いのも頷けました。




IMG_3794



正しいルールで翌日もう一戦。

気をつけたいルールも参考までにいくつかあげておきます。
1. ミッションカードを取るときは一つの山からで、同じ内容のものは持てない。(各レベル7枚まで)

2. 発射マークについているコストを安くする効果やレベル4の研究所にある重量上げ効果は各ターン1回のみ。



IMG_3796



ロケット発射の条件も色々あります。
1. 発射コスト(お金)
2. 積載能力(重量チャート)
3. 各ミッションに必要な技術と研究所レベル
4. 1回の打ち上げにつき1発射マーク必要


なかなか大変ではあるもののどんどんミッションが宇宙に打ち上がっていくのは爽快で面白いし、得点に影響なくボード上で組み上がっていく宇宙ステーションのモジュールタイルも遊び心があっていい。



FullSizeRender



結果はお互い10枚以上のミッションを宇宙に運んでいい勝負でしたが、最後に宇宙ステーション系の終了時ボーナスが噛み合ってくれて250点と自分が少しリードでした。

(ちなみに付いていた和訳ルールにはステーションにある投資コマ一つにつき7点とありますが、カウントするのは自分のコマだけ)


リフトオフはスペシャリストカードの出順によってもゲームが左右されるので、適度な運要素もありつつそれにより毎回違う展開も楽しめそう。
これくらいの運要素も絡めてある方が他の場でもおすすめしやすいし、わりと今後も活躍してくれるかもです。


自分は勘違いして和訳付き版を購入しましたが、アナウンスされている完全日本語版は名称などの雰囲気を味わえてより遊びやすいかと思います。






リフトオフ 日本語版
アークライト(Arclight)
2019-12-12




4

今回はコインブラのデザイナーコンビとルチアーニの人気作ロレンツォを先日久しぶりに遊んだのでそのリプレイ記です。


ロレンツォは2016年エッセンで発表されてから一度初プレイさせてもらい、翌年の日本語版が出た時に購入してこれまで通算10回近くリプレイできています。
ちなみに拡張は未プレイ。



IMG_3351

リプレイ記
2人プレイ。
基本に慣れた頃に投入する上級ルールでは指導者カード4枚を持ってスタート。
達成すれば永続効果など得られるものの、これまでの経験上このカードにあまりとらわれても上手くいかない印象。
スムーズに絡めれるものは狙っていきたい。
(今回ドラフトはせず)



IMG_3352

毎ゲームごとにランダムで変えれる破門タイルにより、教会への信仰が足りないとペナルティを受けるのもこのゲームのつらいところ。

今回はゲームの流れから3回とも信仰に手間をかけてられないと判断して自分は真ん中の紫カードの破門ペナルティをもらうことに。


この辺りの苦しさはグランドオーストリアホテルからもしっかり継承してます。
ルチアーニ絡みの作品はどれも面白い。

ツォルキン 
マルコポーロの旅路
カウンシルオブフォー
グランドオーストリアホテル
ロレンツォ 

新作のニュートンもまもなく日本語版が発売するようで嬉しい。
ルチアーニがインタビューで言っていた、
「良いゲームとはプレイ中楽しい感覚を味わえるもの」
というのは大賛成。
その感覚で自分もずっと判断してました。


ちなみにここ一年で初プレイした中ではアルティプラーノテオティワカンが個人的には特にその感覚がバッチリきてます。




FullSizeRender

ゲームの方は今回、青(人物)カードを軸に緑(領土)で資源をまかないつつ黄色(建物)をなるべく生産アクションで発動コンボして得点を稼いでいく作戦。
紫はペナルティ受けてからは捨てました。


未プレイの人には何のことかピンとこないと思いますがロレンツォは4種類の発展カードをお買い物しながら効果をコンボしたりするカード主体のゲームです。(ルチアーニは抜けましたが次作のコインブラもロレンツォぽさはあり)

そこに信仰ペナルティやお金にダイス目などのままならない苦しさ(楽しさ)が加わりついついリプレイしたくなる魅力があります。



FullSizeRender

結果は後半にカード効果も含めて生産アクションを何回か発動できたのと、信仰マックスまで上げたおかげで126点とまずまず得点も伸びてくれました。


最近のロレンツォでのマイブームは黄色で上手くカードコンボさせることですが、内容はまだまだといったところ。
だからこそまた遊びたくなります。


ちなみに指導者カードは今回1枚のみ達成して、あとは破棄して信仰ポイントに変えてます。
勝利点でも付いていればもう少し達成にも力を入れるとこですが、せっかく達成してもすでに後半とか微妙な時もあるのでその罠には注意してました。


今回もしっかり楽しめてよかった。




















にほんブログ村 ゲームブログ アナログボードゲームへ
にほんブログ村

↑このページのトップヘ