カテゴリ: はひふへほ


週末は発売したばかりの新作ブラックエンジェルで遊んできたのでまとめてみました。

ブラックエンジェルは「トロワ」のデザイナー陣による久しぶりのベルギー産じっくり作品ということで購入。
宇宙テーマの大作という雰囲気が箱の大きさからも漂ってきますが、意外とプレイ時間はすっきり遊べるようにまとめられてます。

ただルールを読んだ段階では細かい処理や制約が多い系だったので、慣れないうちや人によってはその辺りで時間を費やしそうにも感じました。



FullSizeRender



「ブラックエンジェル」
12歳から
1〜4人用
60-120分


それぞれAIとしてブラックエンジェルという巨大宇宙船に乗り、人類が移住可能な惑星を目指すのがテーマ。

乗組員となるロボットたちをシャトルにぽこっと乗せて宇宙空間に解き放つのがとても可愛らしくて楽しい。
ここの要素がデュジャルダン作「ソレニア」とほぼ同じ仕様になってます。


ちなみにブラックエンジェルのデザイナーは「トロワ」「トゥルネー」と同じこの3人。

・デュジャルダン 「デウス」「ソレニア」
・ジョルジュ  「ギンコポリス」
・オルバン

美しいアートワークはイアン・オトゥールという「リスボア」「パイプライン」など手がけている人だそうです。



IMG_4126



プレイ記
3人戦。上級ルールなし

自分ともう一人は初プレイでしたが、すでに2回プレイ済みの人がいたのでルール説明してもらいいざスタート。
細かい処理も多くルールミスしやすそうな感じでも経験者がいてくれると一安心。


ゲーム的にはトロワとソレニアが軸になってるとして、ダイスやアクションの色とカード色を合わせる感じはコインブラやアンダーウォーターシティーズもなんとなく頭に浮かぶ。
(正直コインブラはあまり覚えてないけど)



IMG_4127



ブラックエンジェル内から使節団としてロボットを宇宙空間に送り出すと、3種の友好種族から色々な恩恵を得ることができる。(荒廃者という敵も存在)


このロボットたちはブラックエンジェルが進むにつれどんどん宇宙の塵になっていくのが儚い。前半から他の2人はこの健気なロボット使節団を順調に送り込んでました。

やはりこの時に配置できる異種族カードでのアクションが効率よくポイントになりそう。
そしてこのゲームは条件を満たせば他プレイヤーの配置カードやアクションダイスも使用できるので、手番が回ってくるまでの展開次第ですることが変わったりして悩ましく面白い。

もう一つのポイントは黒色の上級技術タイルでゲーム終了時の大きな得点源になる。
このタイルの得点方法は説明書の書き方が少しおかしかったのでルールミスに注意。



IMG_4128



手札は上限6枚までだけど、赤い荒廃者カードは何枚でも所持できる。
初めてなのでカード管理の感覚はわからず探りつつ進行していると、得点を伸ばせそうな指針となるカードもちらほらありそれに向けて下準備をしてみる。


写真がないけれど技術タイルをパズルみたいに差し込んでいく個人ボードがあり、ここでの処理もなかなか新鮮に感じて楽しい。
終了トリガーなども含めてさすがよくできているなと思います。(処理は多いけど)



FullSizeRender



結局、荒廃者に破壊される前に無事目的地に到達して終了。エンディングが変わると多少得点要素も変わる。

結果は下準備していたことを得点化に切り替えるタイミングがギリギリ間に合ったおかげで僅差ながら嬉しい初見勝利。
ちなみに黒タイルにはそれほど力を入れず(入れる暇がなく)8点のみ。


予想を超えて終了までの加速が早く、中盤辺りでそれに気づき焦りつつ結構プランを大幅にはしょってギリセーフだった感じ。

でもこのやりたいことがほとんどできない状態で終わる感じはとても好み。
ニュートンみたいにやりきれてしまうものより次こそはと色々試してみたくなっていい。
まだ1回プレイのみの感想ですが。


プレイ時間は初回ということでかなりゆったり遊んでいたけれど2時間ちょい。
ゲーム中に間延びしにくく、二つの終了トリガーがあることにより終盤の駆け引きやドラマも生まれやすい印象。
コンコルディアやアルティプラーノに村の人生など複数のトリガーあるタイプは好きです。



ブラックエンジェル初プレイ
個人的ざっくり感想まとめ

・細かい制約や処理が多め
・シャトルロボがかわいい
・万人受けではないと思うけど、ゲームはよくできていて面白い
・終了条件が早さも含めていい
・手番が回ってくるまでの展開次第で多様な方向性が生まれて悩まし楽しい
・(慣れれば特に)程よいプレイ時間でリピートしやすそう
・持ち運びは大きくて重い




好みはそれぞれなので参考になるかわかりませんが、自分は宇宙テーマはそこまでツボではないけれど全体的に初回は好感触でした。
次は上級ルールでも遊びたい。










ブラックエンジェル 日本語版
ホビージャパン(HobbyJAPAN)
2019-08-09






先日久しぶりに遊んだブラスバーミンガムで実際ゲーム中にルールを忘れやすくてミスしやすいなと感じたところを何点かまとめてみました。



1.  リンクタイル(船、鉄道)は都市に自分の産業タイルなくても繋げていける。
アンダーウォーターシティーズと同じで都市は素通りして移動網は作っていけます。



2.  鉄道タイルを敷くには石炭が必要ですが、その時に配置した鉄道タイルが供給源と繋がっていればいい。
(配置前に供給源と繋がってなくてもいいということ)

ここも先日のゲーム中にどっちだったかわからなくなり確認しました。
普通はコストを先に確保して払ってから配置という感覚だったので納得しつつも少し意外。
あと鉄道2本敷きをする時はビールも必要ですが、2本目の鉄道と供給源が繋がっていれば他人のビールを使用できます。



3.  石炭を市場から購入できるのは炭鉱に石炭が1つもなく貿易アイコンのある都市と繋がっている時ですが、炭鉱を配置した時に自動的に市場に売れるのも繋がっている時だけ。
(鉄は繋がってなくても可)



4.  ビールは繋がっていれば好きなところから使える。(自分のは繋がってなくていい)
石炭の場合は近いところから使わなければいけないので混同しやすい。



5.  売却時のボーナスを貰えるのは隣のボーナスビールを使用した時のみ。



以上5点が前回プレイで気になったところ。
アナウンスされている日本語版が発売されてしまえば確認もしやすくなり遊びやすくなると思いますが、現状自分は英文ルールしかなく少し間隔が開くと細かいところを忘れてしまうのでここにまとめておきました。
参考になれば幸いです。













前回プレイ記事にした白ブラス4人戦は最終ラウンドになかなかの三つ巴が盤上で繰り広げられていて、ブラスの魅力も出てると思いたまには部分的に少し掘り下げてまとめてみました。


最終ラウンド直前の状況
(1ラウンドで2アクションづつできる)

結果1位の人  この時おそらく3位  3手番目
       2位の人  この時おそらく2位  2手番目
       3位の人  この時1位  4手番目

手番順は前のラウンドにお金を使わなかったプレイヤー順に毎ラウンド変わります。
この手番順の妙によりビールなど盤面の状況が変わり結果に影響する醍醐味もあり。


最終ラウンドスタート
1. まず1番手のプレイヤーがボーナスビールを使用して、盤上に残ってるビールが自分の醸造所の1つのみに。

2.  2番手のプレイヤーが醸造所を新たに置いて盤上にビール2つ追加される。

ここで自分とおそらく4番手のプレイヤーも内心少しホッとする。
というのも鉄や石炭は市場で購入ができるけれど、ビールだけは盤上にない限りどうすることもできない仕様。
そして勝利点化する売却アクションや効率の良い鉄道2本敷きアクションにはビールが必要になってます。(特に売却時は重要)

結局、2番手プレイヤーはビールを1つ自分で使用してもう1つは誰かに消費してもらい醸造所点やリンク点を伸ばせればという思惑。
この時点でビールは残り2つに。


3.  ここで3番手の自分はどうしても売却したいタイルが2枚あり2つのビールが必要。
多少ヒヤヒヤしてましたが一応ワイルドカードも1枚持っておいたのでいざとなれば1アクションめで醸造所を置くつもりでした。(これがなかったら本当にドキドキしながら手番を待つハメになっててビールやワイルドカードの大切さが身にしみる)

結局ビールは2つ残っていたので売却の後もう1アクションで鉄道を敷くことができて、この手番で計40点近く獲得。
同時に2番手のプレイヤーも醸造所が裏返り10点くらい加点と協力プレイのような側面も。

鉄や石炭もそうですがこのプレイヤー間に起こる相互関係も市場の価格変動を含めてこのゲームの面白いポイントです。


4.  4番手のプレイヤーはビールが盤面になくなり2アクションで鉄道2本を敷いて終了。
お金は十分用意していたと記憶しているのでビールがあればもっと加点していたかと思います。

最終的に1位から3位までで5,6点差しかなかったことをみると、ほんの少し順番や展開が変わるだけで誰にでもチャンスのある状態がラストまで続いていたいいゲームだなと改めて感じました。(点差以上に結果は紙一重だったと思います)


ブラスの振り返り後記でした。



週末はゲーム会にてブラス新版バーミンガム(通称白ブラス)を4人で遊んで来ました。

白ブラスは購入当時に家で2人戦を3回ほど続けて遊んだきりなのでかれこれ半年以上ぶり。
久しぶりに遊びたいと思っていたところにちょうど日本語版発売のアナウンスも重なり、初めての4人戦を試してみることに。

前日にほとんど忘れていたルールも再確認。
細かくて忘れやすい制約が多いもののそれがゲームに苦しさ(楽しさ)を生んでくれたり、世界観にもしっくりハマっていてさすがよくできてます。

ただ魅力に感じる一方で洗練さはやや欠けるという昔のゲームならではの側面も人によっては感じるかも。


ではプレイ記へ。



IMG_4093



「ブラス:バーミンガム」
通算4回目。4人戦は初。

今回、バーミンガム経験者は自分一人。
一人はランカシャーのみプレイ済みで他の二人はブラス初プレイ。(ちなみにランカシャーの方が導入にはいいけれど自分は未所持)

いつもじっくり系を一緒に遊んでるメンバーなので大丈夫そうでしたが、ゲームに慣れてない人にはハードル高めだと思います。


ボードは昼面にしていざスタート。
手番順は4番手。初手はみんな炭鉱だったので世に石炭が溢れる序盤。
そこから船を置いたり製鉄所を作ったりと産業革命期のイギリスに自分のネットワークを繋げていく。

ゲームでこの世界観を表現しているところはアートワークも含め素晴らしく、さすが長きに渡り人気を誇る名作品。


運河時代は石炭やビールを使う機会もまだ少なく比較的スムーズな進行ぶりで終了。
決算をすると経験のある自分が10点くらいリードしてました。



FullSizeRender



そして鉄道時代へ。
ここから制約による苦しさもより感じるようになりグッと進行のペースが落ちることに。
もちろん今回は皆初プレイだったので慣れればもっとスムーズになると思います。


自分は以前した2人戦の時に上手くいっていたバーミンガム周りにたくさん列車を敷く作戦を4人戦でも有効か試してみたくてすぐに鉄道2本敷きアクションを実践してみる。

このアクションには石炭やビールも必要。
鉄道時代では石炭がすぐになくなり、市場価値も上がるし輸送路もいるしでなかなか大変。

バーミンガム版ではビールも重要で建物タイルを売却する時にもいるので確保しておきたいところですが、他プレイヤーに使われることも全然ありここの絡みも面白い。

自分の醸造所からは輸送路なくてもビールを持ってこれるので、人に使われないようへき地に建てるのも良さそうです。(反面、使われた方がいい場合もあり)



FullSizeRender



結局バーミンガム周りは自分の鉄道でほぼ埋め尽くし計画通りだったものの、鉄道時代の決算では皆鉄道リンク点40〜50くらいと同じくらい取っていて特別な成果はなし。


やりたいようにできていた2人戦の時に比べてプレイ感はだいぶ変わり思っていたことの半分くらいしかできなかった印象で、4人戦の方がより苦しさも増してゲームの真価がさらに発揮されたような感触。(より好み)


結果は131点で運河時代のアドバンテージのおかげで2位と4点差くらいの辛勝。
鉄道時代では後ろ二人に追い上げられていたということなので危なかった。

2位のブラス初プレイの人は最後の醸造所が裏返ったことで得点を伸ばしたのも大きく、さらに収入レベルが断トツで高く終盤順調そうでした。

ただ1手番使うものの借金アクションですぐ30金を調達できるゲームなので、お金のやりくりはどちらかというと緩いようにも自分は感じてます。(収入はあるにこしたことはないですが)


あと新アクションのワイルドカード獲得も必須になる場面も出てきて今回の場合は終盤に重宝しました。


最後に自分なりに感じた少々気になる点と素晴らしいところをざっくりまとめ。

*気になる点
今回プレイ時間だけで4時間近くでしたがダウンタイムは長く感じる。
ファイブトライブスやグランドオーストリアホテルみたく手番順の流れ次第では2,30分何もしない時間ができることも。

遊びやすさでいうとルールの細かさ以外にも産業タイル準備に始まりゲーム中も両替や得点計算など結構手間に感じる部分も。
ちなみに同じく昔の名作電力会社もゲーム中のコスト計算は電卓が欲しいなどスマートさはやや欠ける。


*素晴らしいところ
新版のアートワークとテーマ世界観はやっぱり素晴らしく、色々気になる点も書きましたが遊べてよかったと思える充実感は味わえる。

石炭、鉄、ビールのプレイヤー間の絡みや輸送路を使った運搬など今遊んでも新鮮で面白い。



ブラス:バーミンガムや電力会社はこれからも時折遊んで色々試していきたいと思います。






ブラスは2007年に発表されたマーティンワレス作品で、今年アートワークも新たにしたランカシャー版(黒ブラス)と新要素を加えたバーミンガム版(白ブラス)が発売されています。

バーミンガムの方は初プレイしてから短いスパンでさらに2回遊べているので、今回リプレイ記にまとめてみました。



IMG_3301


まずは個人的に感じたゲーム中に忘れやすかったりルールミスしてしまいそうな箇所をいくつか参考までに。


1.窯元(製陶所)タイルLv.1は鉄道時代に建設できる。
2.市場の石炭は貿易都市と繋がってない時は使用できない。


その他にもブラスは忘れやすく細かい制約が多いので、ボードゲームに慣れてない人や初見の人とプレイするのは質問が多くなりがちで大変そうな印象。

ただ新要素のビールが絡むとはいえ売却周りはむしろランカシャーよりバーミンガムの方が多少スッキリと遊びやすい感触もあり。
全体的なプレイ感でいうと自分はランカシャーと比べてそれほど大きな変化は感じませんでした。



IMG_3296


リプレイ記その1
前日に続いてバーミンガム2回目。
なんだかんだで初プレイとそれほど変わらないことをしていて相変わらず徳利(窯元)建設へ。

そして2つの鉄道をいっぺんに置けるアクションも効率よく感じたので、早めにバーミンガム周りの線路(輸送路)を連続確保。
一応、運河時代にある程度の下準備をしておいたので上手くいきました。



IMG_3307

結果的にはこれが功を奏し初プレイの140点より得点も伸びて今回は190点。(2人プレイ)
このゲーム、リンクタイル(船、鉄道)点もなかなか大きい。

建物(産業)タイルを配置していくことによっても鉄道点を伸ばす拠点を作れますが、やはりバーミンガム周りは便利に感じます。




IMG_3312


リプレイ記その2
後日、平日夜にまったり3戦目。
ゲームもわかってきて序盤はお互いほぼ同じ展開で進みやや単調さも感じる。
もちろん他の作戦がないわけではないし、2人プレイということもあるのかも。
今回は今までより早い段階から醸造所を積極的に作りビールをしっかり絡めたプレイを目指す。



FullSizeRender


それでも結局、窯元を建てきり早めにバーミンガム周りを中心に鉄道も伸ばしてと前回と大体同じ内容。
ビールを頑張った分210点フィニッシュと得点はなかなかいい感じでしたが、相手や展開次第なところもあるので接戦の時はここまで伸びなさそう。


気になる点としてダウンタイムの長さはそれなりにあるので3,4人プレイを想像するとちょっと腰が引ける。
(初手番から後手番の時は2アクションづつを2巡待つハメになる)

かといってブラスの2人戦はしばらくいいかなというのが正直なところ。


決してつまらないわけではないですが個人的な好みとしては、もう少し洗練さを感じる近年めの作品の方が自分には合うみたいです。
(ちなみに好きな作品は2012年以降が多い)


とはいえブラス新版バーミンガムは産業革命期の世界観も素晴らしく、石炭やビールを輸送路で繋いで運搬するところなど面白くしっかり楽しめました。


遊べてよかったです。














にほんブログ村 ゲームブログ アナログボードゲームへ
にほんブログ村

 

↑このページのトップヘ