カテゴリ: なにぬねの


科学者となり成功を目指す「ニュートン」をミニ拡張入りで遊んだのでまとめてみました。

ミニ拡張「偉大なる発明」入りは今回で2回目。
ちなみに同封版も最近発売されたとのこと。

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3人戦

前回の拡張入り初プレイはなかなか戦略の幅も増していい感じだったので、今回も新要素をしっかり絡めていきたい。

そんな思いもあり、1ラウンド目から講義カード追加のサブアクションまでして拡張カードを狙ってみるも自分的に微妙なものしか出ず。

まあでもせっかくサブアクションまでしたことだしと、流れに乗って獲得して差し込んでみる。

さらに拡張のもう一つの要素である発明タイルも早取りになっていて、こちらもお金で買える時は早めに獲得。

結果から言ってしまうと序盤のこの2つのポイントがゲーム全体の悪手となりよくなかった。
拡張を絡めたい思いが強くて少々急ぎ過ぎてしまったか。

1ラウンド目に差し込んだカードはやはり自分のやり方とかみ合わなかったし、発明タイルも獲得するタイミングをミスしたように思う。

それに対してお隣さんは、最初に差し込んだ拡張カード「発動済みの偉人カードを再び起動できる」ががっちりかみ合ってました。(毎ラウンド発動)

スタート前ランダムに配られた個人ボードのアイコンが技術だったのも、1ラウンド目からすんなり偉人カード発動しやすそうだったし。

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そしてその勢いのままお隣さんがいくかと思いきや、中盤に向かいの人が差し込んだ拡張カード「達成している目的タイルを発動」で毎ラウンド得点を荒稼ぎ。

結果はその人が見事勝利。

そのカードだけでたしか30点以上は取っていたような。
自分的には本棚をあまりやらずに勝つパターンを初めて見れたのはよかったけれど、なかなか強力なカードもあるなと率直に感じました。

わりとぶっ飛び能力が出てくるところなど「マルコポーロ の旅路」作者らしさもあり。

自分の内容としては先にも書きましたが「拡張を絡めよう」と急いだことが悪手に繋がり序盤が良くなく、いつも全て埋めれていた本棚もやり切れず。
得点的にも伸び悩んでしまいました。

ただ修正点はわかったので、次はもう少し上手くやれたらと思います。

ニュートンは拡張が加わったことによりカードの巡りに左右される場面もあるかもですが、基本のみより遊びの幅が広がり好感触。

ちなみに運要素でいうと自分的にはスタート時に配る個人ボードのアイコン違いが結構大きい気がしていてここはなんとかして欲しいかな。(それぞれ好きなアイコンを選べるの方がいいと思う)

ルチアーニ作品は「マルコポーロ」「ニュートン」に続いて、人名シリーズ「ダーウィン」がまもなくらしいのでこちらも楽しみ。



西フランク王国の衰退期がテーマになっている「西フランク王国の子爵」を遊ばせてもらったのでまとめてみました。

シリーズ3部作の最後ということでどんなゲームになっているか楽しみ。

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大箱に見えて実物は中くらいのサイズ。
じっくりめな作品にしてはコンパクトに収まっているけれど、中身はわりとぎっちり。

アートワークはこれまで通り味のあるタッチになってます。

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ルール説明を聞いて4人戦。
「ドミニオン」や最近だと「アルナック」のように手札を増やしたり上手く回しつつ、中央の共通ボードでアクション選択していく流れ。

最初少し分かりづらく感じたのは汚職ポイントや借金カードなど良くないことも、状況により高得点に繋がるというその辺の見通し具合。

ただゲームが始まってしまえば進行自体は3部作の中でも一番遊びやすいかも。そこはなかなか好印象。

ただ1部作目の「建築家」もそうだったけれど、悪いことも含めて得点になってしまうこの時代の世知辛さみたいな世界観は面白さもありつつ好みも分かれそう。(自分は少し苦手)


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序盤からとりあえず建設していこうと石を集めたりしているうちに、そのまま建設特化へまっしぐら。
そして汚職は一度もせずに美徳のみ伸ばすスタイルを貫いてみる。

ただゲームのメインとなる中央の城にはほぼ参加しなかったので、建設と写本だけでどこまで得点を伸ばせるかという感じ。

ちょくちょく当ブログでも触れてますが、どうも自分は陣取り的な要素があまり好みでないのも城に行かなかった要因かも。(ゲーム中特に意識はしてないけれど)

とはいえ、このゲームの特徴でもある城でのワーカー配置システムはとても面白いなと思います。

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終盤は皆、得点のポイントになる権利証と借金カードを集めてゲーム終了。
展開によってどちらが得点になるか変わる仕様ですが、今回は権利証と借金カード両方が得点化になりちょっと予定外でした。

結果は汚職0のクリーン建築特化では通じず最下位。
たしか1作目の「西フランク王国の建築家」の時も自分だけ捕縛を一度もせずクリーンに生きて沈んだ気が。

反省点としては後半に写本を中途半端にやらず、しっかり権利証を裏返して得点化に繋げていけば城なしでも多少は可能性あったかも。

見事1位は自分と同じく初プレイだったお隣さんで、たくさんの借金カードをしっかり得点にしつつ城でもブイブイ言わせてました。

「西フランク王国の子爵」はプレイ時間もそこまで長引かず遊びやすさもあり、なかなか楽しめてよかったです。

今回、得点はいまいちだったけれど内容は自分らしさも出ていてわりと満足。
負けたものの完璧なクリーン環境を整えた「プロスペリティ 」の時をふと思い出しました。








ノルウェーの漁村が舞台の「ヌースフィヨルド」を久しぶりに遊んだのでまとめてみました。


デザイナーは「アグリコラ 」「オーディンの祝祭」など人気作多数のウヴェ・ローゼンベルクで、今作は漁業会社を経営するのがテーマとなってます。


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3人戦

ヌースフィヨルドは発売当初に購入して3,4回遊んでますが、それからずいぶん経つし2人戦しかやったことなかったのでわりと新鮮な気分でスタート。

個人的にローゼンベルク作品はそこまで好みではないものの、今作はプレイ時間も手頃でテーマもなかなか面白い。

アクションスペースは「牧場の動物たち」くらいのサイズで遊びやすいのもいい。
ただテキストカードは読んでいく必要あり。


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なるべくゲームを楽しもうと長老を獲得して効果を色々使ってみる。
ただ長老がいると毎ラウンド魚を配給しないといけなかったり、効果を使うためにお皿の魚を使うのも他プレイヤーのアシストになってしまうこともあるので結構微妙な感じ。

それでも漁獲量を上げるための船は長老のおかげで皆より早いラウンドで獲得成功。

あとはゲーム後半に登場する得点系のCカードにも期待しつつ準備を進めてみる。


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しかしながら結果は3位。
敗因はいくつかありますが、株券を増やすなりもう少しかみ合うカードを購入しないといけなかったかな。

というのもせっかく漁獲量を上げてもすぐに使える魚は少なかったので、得点に繋がる給仕アクションなども思うようにできず。

1位の人はたしか「木商人」カードを絡めつつ林業を上手いことやっていた印象で、得点系のCカードも数枚獲得といった内容。

2位の人は「株券」取りまくりで魚はたくさん持っていたので、隙あらば給仕したり得点を稼いでました。

「ヌースフィヨルド」は漁業だけでなく林業も密接しているところなんかも面白いゲームだなと思います。

今回はちょっと上手くいかなかったけれど、また機会あれば色々試してみたい。









拡張のカレイデッキも興味あり




ニューヨークの動物園をつくるパズルゲーム「ニューヨークズー」を遊んだのでまとめてみました。


作者はウヴェローゼンベルクで「アグリコラ 」「パッチワーク 」「オーディンの祝祭」「ヌースフィヨルド」などヒット作多数。

ここ数年の作品にはパズル要素を取り入れたものが多いのも特徴の一つです。


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ニューヨークの動物園というと「マダガスカル」という映画もふと頭をよぎりましたが、今作に出てくる動物たちはこちらの5種。

フラミンゴ
北極キツネ
ミーアキャット
カンガルー
ペンギン

それに進行用のゾウも含め、どれも木コマがとても可愛くていい感じ。

ゲーム中に動物たちが繁殖して増えていくようなので、同作者の「アグリコラ 牧場の動物たち」(2人用なので通称フタリコラ)にも通じそう。

そこに「パッチワーク 」のようなテトリス的パズル要素がミックスされている模様。
テーマも含めるとハーディング 作の「クマ牧場」にも少し近いと思う。


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4人戦
初プレイ

手番では共通ボード上のゾウを1〜4歩まで移動させて、選んだマスのパズルタイルか動物を獲得してルールに従い配置する。(マス目をタイルで全て埋めたら勝ち)

誰かが繁殖エリアを通過すると対応する動物が2匹以上いれば増えるので、各タイルを動物で埋めていけるようにしていきたい。
(1タイルを動物で埋めるごとにボーナスとしてアトラクションタイルが貰える)

そういえば「シロクマ救助隊」という逆に繁殖させないように頑張るゲームもあったな。
救助するシロクマが増えると困るので。


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ゲームの方は途中くらいで「動物に力を入れるよりパズルタイルでマス目を埋めていく」方針がいい気がして切り替えてみる。

結果的に勝利した人も同じように方向転換したとゲーム後に言っていたので、狙いは悪くなかったけれどパズルが下手で終盤失速ぎみに。
一応残りのマス目的には2位でした。


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「ニューヨークズー」は可愛い動物たちが増えていくのは楽しいし、ルールや進行も程よくシンプルで遊びやすい好作品だと思います。


また色々試しながら遊んでみたい。





18世紀の若い学者となり科学界での成功を目指す「ニュートン」のミニ拡張入りを初プレイしたのでまとめてみました。

基本版は2人戦のみ3回くらいプレイ済み。
(4人戦も一度遊んだものの時間切れで途中まで)


ミニ拡張「偉大なる発見」を入れるとどんな感じになるか楽しみ。


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ミニ拡張の新要素は2種類。

①高等講義
2種類の新たなアクションカード
・多重シンボル アクションシンボル2つ付き
・特殊効果 上下逆さまにして個人ボードに差込める


ゲームに面白い特殊効果が加わり、狭めだった作戦の幅が少し広がるので好感触。
効果を発動させるためにその列でするアクションも決まってくるので、後半に行くほどテンポが良くなるのもいい。
今回皆、しっかりこの新要素をゲームに絡めてました。



②偉大な発見
「偉大な発見タイル」をプレイ人数に合わせた枚数ゲームに投入する。
このタイルに関連した「都市」「発明」「目的」タイルも1枚づつあり。


発見タイルは手番中にお金で購入できて、上部分に永続効果があり下は得点要素になっている。
好きなタイミングで下部分の得点を貰ってもいいけれど、永続効果はその時点でなくなる仕様。

得点要素はゲームが進むほど減っていく条件ばかりで永続効果との天秤ジレンマが面白い。

この前遊んだ「ロレンツォ」拡張の新指導者カードにも同じような条件が使われていたので、近年のルチアーニの悩ましさを演出する手法の一つになってるよう。



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3人戦
(偉大な発見タイルは5枚)


最後手番になったことから良さげなカード獲得にも出遅れ、狙っていた偉大な発見タイルも先取りされる序盤戦。

その後もカードを破棄しまくり枚数が常にギリギリで、お金収入もないという苦しい状況の中やり繰りしていく。

まずい展開だなと思いながらも発明タイルの効果を使ったりして「発見タイル」をなんとか3枚取れたのを望みに頑張ってみる。

同卓の2人も「苦しい」と連発していたので、相変わらずルチアーニ作品はいい。
まあこの「ニュートン」に関しては気になるポイントも結構あるんですが。


例えば自分的に毎回本棚12個をやり切れてしまうのは薬品トークン(やお金)が便利すぎる気も。
それにより旅アクションの価値が薄まるのももったいないと感じたり。


でも特化など作戦の幅が狭めに感じていたので、カード効果や得点要素が増えるこのミニ拡張はゲームに活きてバランス調整にもなってると思います。




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結果は苦しみながらも122点で勝利。
内容は発見タイル20点、偉人カード12点、本埋めボーナス8点、本棚最終決算24点と終盤に得点を伸ばせた感じ。
目的タイルが5点のみだったのは残念だったけれど、拡張要素をしっかり絡めれたのはよかった。

ただ今回はギリギリの綱渡り状態でやり繰りできたけれど、内容的に一歩間違えたらボロボロだったかも。


2位の人は序盤からお金や得点の収入を押さえつつ、良さげなカードをバンバン入手して拡張要素も満喫してました。
最後は目的タイルから計30点くらい獲得。

得点的にはミニ拡張を入れることで基本的に強くなるものばかりなので、まだ伸びしろがありリプレイ欲には繋がりそう。

ニュートンは気になるポイントも書きましたが「マルコポーロの旅路」っぽいプレイ感もあり、悩ましさもあるいいゲームだと思います。

ミニ拡張「偉大なる発見」は基本のみよりさらに得点を伸ばせそうな感触で、色々な効果が増えるのも単純に面白かった。



また色々試してみたい。










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