カテゴリ: デザイナー編


オルレアンでもお馴染みのゲーム作家ライナーシュトックハウゼンの作品、モーレアとアルティプラーノを先日のゲーム会にて遊んで来ました。
どちらも5人プレイに対応しているのでよかった。




モーレア 

IMG_2710

雰囲気のいい南国お買い物カードゲーム。
前半はなるべく他の人と被らないよう同じ資源を集め、狙いの道具カード獲得を目指してみる。
この間に良さげな場札も2,3枚買えたので滑り出しは上々。



IMG_2711

モーレアはチケットトゥライドとも感覚が近いものがあり、前半はみんな何手番もお目当てのカードが来るまで引き続ける我慢の時もあります。

そしてどこかのタイミングでぐぐっとゲームが加速し始めるとすぐに終了トリガーまでいってしまうので要注意。

シュトックハウゼンの作品はどれもバランスがとてもいいわけではなく、独特のバランスで成り立ってると個人的には感じたりしますがゲームは面白いから好きです。

ちなみにアルティプラーノはここ一年くらいの新作ボードゲームの中で一番気に入ってるかも。



IMG_2712

ゲームの方は道具カードをコンプリートできたので効果同士も絡み合い満足のいく結果でした。
似たような展開で進めていた方もいて接戦でしたが、貝殻ネックレスのめくり運にも助けられたように思います。
後から聞いたらネックレスを買えるチャンスに備えていつでも貝を用意していたらしくさすがです。




アルティプラーノ

IMG_2713

この日はじっくり系が好きなメンバーなのに珍しく軽めなゲームばかりだったので最後にしっかり遊ぶことに。
選ばれたのは少しルールを忘れてる方もいましたが一応みんなプレイ経験ありのアルティプラーノ。
こちらもモーレアと同じくバランス的には気になるところもあれど面白いから好き。

拡張も出るらしく今から楽しみです。



IMG_2715

ゲームの方は他プレイヤーが倉庫を埋め出す前のかなり早い段階で終了トリガーを引くことに成功。
部屋の終了時間もギリギリに迫っていたのでロースコア戦に持ち込みました。

しかしアルティプラーノは終了トリガーの後もう1ラウンドあり、モーレアで接戦だった方に今度は見事にまくられてしまい2着フィニッシュ。

オルレアンやクアックサルバーもそうだけどやはり同時進行で進むバッグビルドシステムは楽しかったです。


これからもまだまだ遊んでいきたいアルティプラーノでした。






アルティプラーノ 完全日本語版
アークライト(Arclight)
2018-11-15
















ポチッとお願いします

にほんブログ村 ゲームブログ アナログボードゲームへ
にほんブログ村

 


ニュルンベルク2018で4タイトルを一気に発表してから一躍注目デザイナーとなったヴォルフガング・ウォルーシュ。
その人気の高さからドイツ年間ゲーム賞にも3タイトルノミネートされ、この度クアックサルバーが見事エキスパート賞を獲得とノリに乗ってます。

個人的にも4タイトル遊べているのでまとめてみました。



ザ・マインド

FullSizeRender

まだドイツ年間ゲーム賞にノミネートされる前から国内でも話題になっていてすぐに遊ばせてもらったNSVのカードゲーム。



IMG_2433

とてもシンプルで不思議なプレイ感。
ルールとしてはなんて事なくても楽しく遊べるゲームとして成立させている手腕が光ってます。

ちなみにドイツ年間ゲーム大賞は本命とされていたアズールが獲得。
賞に反映されやすいプフェファークーヘル2018でもアズール1位だったので順当な結果に。



過去記事はこちら





ガンシュンクレバー

FullSizeRender


こちらはドイツ年間エキスパート賞にノミネートされた事でも話題となり瞬く間に人気作品となった紙ペンゲーム。

これまで紙ペンゲームにはあまり興味なく購入するのも初めてでしたがやってみるとこれが面白い。
自分の周りでも遊んでもらうと好評でした。

ウォルーシュのインタビューではガンシュンクレバーはイムホテップがヒントとなったとあり、少し意外に思ったけれど確かに各エリアごとにミニゲームを楽しめる感覚は似てる。

しかもイムホテップのハーディングとウォルーシュは共にみんなが勝つことができて楽しめるような作品を意識してる作風も個人的には通じるものがあると感じてます。

どちらも近年人気なのも頷けます。



FullSizeRender

ガンシュンクレバーはソロゲームでも対応していて無料オンラインでも遊べるようになったことから最適解みたいなものが登場。
ダイス目次第で展開は変わるし対人だとまた色々な要素によりそうそう上手くいかないとはいえ少し興ざめではあるかな。


ほんわりメンバーでまだまだたくさん遊んでいきたい。



過去記事はこちら










クアックサルバー

FullSizeRender

クヴェードリンブルグのやぶ医者もドイツ年間エキスパート賞にノミネートされてから話題の作品に。
そしてこの度ヘヴン&エールやガンシュンクレバーを抑えて受賞が決まったので、これからもたくさんの人に遊んでいかれると思います。

タイミングよく和訳付きを入手できていたのでレシピセットを変えながら何回か遊んでますが面白いです。


レシピごとに記事にしているのでよかったらご覧ください






IMG_2583


ノミネートの3作品中でも一番楽しいと思っていたのでエキスパート賞の結果も嬉しい。

もともとオルレアンやアルティプラーノなどを遊んだ時もチップを袋から引くバッグビルディングというシステムはもっと流行ってても良さそうと感じてました。
適度なドキドキ運要素がその時々でみんなにチャンスを与えつつ、同時進行でダウンタイムも少なくゲームを楽しめるのがいいです。


それに加えてクアックサルバーはネズミの要素で最後まで誰も脱落しないようにしてある後半にかけてのバランスも素晴らしく、ウォルーシュの作品にはみんなが楽しめるような配慮や現代風な洗練さも垣間見えます。


個人的にはガンシュンクレバーとこの作品でウォルーシュもお気に入りゲーム作家の一人になりました。





イリュージョン 

FullSizeRender

こちらもザ・マインドと同じく不思議なカードゲームで、錯覚に惑わされないように色の割合順に並べていく。
ウォルーシュのインタビューでもありましたがイラストを作っていくのが大変そう。

ただこのアートフルなイラストが素敵なので購入したというのもあります。
ゲームの方はすきま時間などにさらっとお手軽に楽しめてます。


過去記事はこちら



以上、新進気鋭デザイナーのヴォルフガングウォルーシュの4作品。
どれも今年のゲーム会などで活躍中です。


過去作ではドリームチーム、シャッテンマイスターという作品もありますが、今後も数タイトル同時に発表予定とのことで注目していきたいデザイナーです。


クアックサルバー受賞おめでとうございます。













ポチッとお願いします

にほんブログ村 ゲームブログ アナログボードゲームへ
にほんブログ村

 


フェルト作品はここ数年で色々遊んでいるもののしっかりリプレイに繋がっているのはトラヤヌス、リアルト橋、ドラゴンイヤーのみと意外と少なめ。
今回の3作品も初プレイのみですがこれまでの記事にもまだ登場していないのでこの機会にまとめてみようと思います。



アクアスフィア 

IMG_1116

12歳から
2〜4人用
100分

海底探索をテーマにしていて鉱石を手に入れたり大ダコを排除したりしつつ研究を進めていくゲーム。
カラフル&独特な形の盤面が特徴的で個人ボードは薄いペラペラタイプです。


IMG_1117


プログラムしたボットを海底基地に送り込んでアクションしていく流れでプレイ時間もそこまで長過ぎずに遊べました。 

フェルトはだいたいどれも中量級寄りのじっくり系という印象ですが細かいルールが多めで忘れやすいせいか、個人的には少し間が開いてしまうとなかなかリプレイに結びつきにくい気がします。




アクアスフィア 完全日本語版
アークライト(Arclight)
2015-09-12






ノートルダム

IMG_0066

10歳から
2〜5人用
45-75分

こちらもアクアスフィア のように独特の形をした盤面でさらにプレイ人数によっても変化します。

14世紀のパリを舞台に疫病が広がらないよう衛生管理にも目を配りながら街を発展させていき名声点を競っていく。

ドラゴンイヤーと同じく近年、10周年記念版が発売されています。








それってアリ

IMG_0496

8歳から
2〜5人用
30分

最初に見たときはこれってほんとにフェルトなのと思ったほどお手軽なダイスゲーム。
世界観もアリクイのお食事さがしみたいな感じでゆるく遊べました。


そんな多作で才能溢れるシュテファンフェルトの作品はこれからも機会あれば遊んでいこうと思います。
まだ未プレイのマーリンや今度アレアから出るカルペディエムなども楽しみ。








色々なボードゲーム記事が見れます

にほんブログ村 ゲームブログ アナログボードゲームへ
にほんブログ村

 


シュテファンフェルトはドイツの人気ゲーム作家でバラエティ豊かな数多くの作品を発表しています。
個人的にもトラヤヌスをきっかけに色々遊ぶようになり、数えてみるとこれまでに10作品以上プレイしていてクニツィアに次ぐ多さでした。

そんなフェルト作品の中からこれまでのプレイ記事にまだ出てきてないものをいくつかご紹介します。



ドラゴンイヤー

IMG_0132

12歳から
2-5人用
75-100分

2017年に発売した新版を購入して2回ほどプレイできています。
古代中国を舞台にいろいろな災いが起こると言われる辰年を乗り切っていくなかなか苦しいゲーム。

一年を通じて発生するイベントタイルを毎ゲームランダムに配置できるのでリプレイ性もあり楽しめます。



IMG_0135

2回目の時は新版に付いていた拡張の万里の長城と特別なイベントも投入。
ゲームは手番ポイントの先頭をキープして中盤まで優位に立っていたものの、特別なイベントが手番ポイントリセットの噴火だったため残念な結果に。

それでも万里の長城にも手を出しつつこの時は拡張要素を含めて満喫できました。
ただ元々のゲームバランスなどが完成度高いので基本だけでも十分やり込んでいけるなという印象です。




ドラゴンイヤー17
Ravensburger/alea






デルフォイの神託

IMG_1230

12歳から
2〜4人用
60-100分

2016年に発売された古代ギリシアを舞台にゼウスより課せられた試練を達成していくゲーム。
一度きりのプレイですが効率の良いルートを探していくところなどはイスタンブールにも通じるなという印象でした。
僅差ながら勝利もできたしこの手のルート探し系はわりと向いているのかも。

ただデルフォイの神託はその他にもカード効果や能力など色々な要素があるのでまた機会があればリプレイしたいと思います。





デルフォイの神託 日本語版
ホビージャパン(HobbyJAPAN)
2016-12-01






ルナ

IMG_0861

12歳から
1〜4人用
45-90分

2010年頃のフェルト作品で月の巫女であるルナに認められるよう7つの島々で修道士を目指し修行をしていく。
中央のボードは月の神殿になります。

各島ではそれぞれ効果の異なるタイルを獲得できるので、それを上手いこと使いつつゲームを優位に進めたいところ。
選択できるアクション数が多いものの実際遊び始めるたらわりとシンプルに遊べました。


その他のフェルト作品も過去記事に色々登場しているのでよかったらご覧ください。

ブルゴーニュ 
ストラスブール

ボラボラ

リアルト橋




後半につづく






こちらから色々なボードゲーム記事が見れます

にほんブログ村 ゲームブログ アナログボードゲームへ
にほんブログ村

 


ドイツ年間ゲーム賞2018にもルクソールでノミネートされたリュディガードーン。
以前には2014年にイスタンブールでエキスパート賞も受賞していてドーン歩きと言われるアクション方式も特徴の一つです。




IMG_0548


10歳から
2〜5人用
40-60分

拡張のコーヒーとお恵みをと共にオールタイムベストに入るほどお気に入りながらここ数年プレイできてないのが残念です。
よくやっていた頃は5人戦で遊ぶことが多かったのもあり、他プレイヤーとも大いに絡みつつルビー獲得のため賑やかなバザーを駆け回ってました。

今年は2つの拡張が入ったビッグボックスも出るしまた遊んでいきたい。



イスタンブール 日本語版
ホビージャパン(HobbyJAPAN)
2014-11-24









ジェノバの商人

IMG_0543


12歳から
2〜5人用
120分

初プレイしたのはイスタンブールの後ですが発売はこちらが先。
ジェノバの商人となりお金をたくさん獲得するのが目的で、ドーン歩きもありイスタンブールの原形といった感じも受けました。

ただこの作品のメインは交渉になっていて、あらゆるものを交渉に使用できるので商人になりきったつもりで遊べます。
この時は5人戦だったのもあり、さまよえるオランダ人の時みたいにゲーム中の会話がとても盛り上がりました。
時間はその分かかりましたが。







イルヴェッキオ

IMG_0205
 

10歳から
2〜4人用
60分

ロレンツォでもお馴染み15世紀フィレンツェで絶大な影響力があったメディチ家。
その当主の一人であるコジモデメディチの愛称がタイトルになっている作品。

ゲームの方は派手な要素はないもののプレイ時間も長過ぎず程よく楽しめました。








リュディガードーンの作品はその他にもラスベガスやカルバ、ゴアなど人気作品も多くあります。

近年も精力的に作品を発表していてルクソール、モンタナ、メルカドなど今後遊ぶのが楽しみです。
 





色々なボードゲーム記事をこちらから見れます
 ↓
にほんブログ村 ゲームブログ アナログボードゲームへ
にほんブログ村




 

↑このページのトップヘ